第3話 今回の転生について女神がふり返りをしてみた場合
上級神クワドラキエスさまによる、下級神への転生者守護講習会は無事に終わりました。
下級神としての神力修行で、レベル十まで達した者のみが、受講できる講習会なのです。
これで、私も転生者の守護神として、さらに神力を高めることができます。
頑張ります。
講習会で学んだ内容を整理してみましょう。
転生者が死んだ時、転生者管理所で中級神さまたちによる情報の整理が行われます。
中級神さまたちは転生時の状況によって、転生者の転生ポイントを設定します。
転生者は自殺の場合が多く、その場合は転生ポイントがマイナスされてしまいます。
転生者管理所は、各下級神に担当する転生者が割り振ってくださいます。
私たち下級神は、転生の広場と呼ばれる天空島で、転生者と面会します。
最初に、転生ポイントについて説明します。
転生ポイントを使って、スキルを獲得し、次の人生を生き抜くこと。
自殺の場合、転生ポイントが減点されていることを告げなければなりません。
次に、スキルについて説明します。
スキルは一般スキル、特殊スキル、固有スキルに分けられていること。
一般スキルはさらに基礎スキルと応用スキルと発展スキルに分けられていること。
転生の広場では、転生ポイント一ポイントで基礎スキル、二ポイントで応用スキル、三ポイントで発展スキル、六ポイントで特殊スキル、八ポイントで固有スキルを獲得できること。
獲得できるスキルは、転生者の生前の生活によって異なること。
それぞれのランクのスキルが何種類か設定されており、その中から転生ポイント分のスキルを選択できること。
固有スキルは、その転生者だけのスキルであり、転生後の世界を生き抜いていくために役立つものであること。
一般スキルや特殊スキルは、転生後の生活で身につくこともあるが、固有スキルはここでしか獲得できないこと。
そのような説明を終えて、スキルの選択に進みます。
スキルポイントを使い切ったら、転生について説明します。
転生後の世界では、私たちが守護神となること。
守護神は必ず近くにいるが、見えないし、話せないこと。
所有しているスキルは熟練度を高めることでスキルレベルを向上させることができること。
スキルレベルが向上すると、そのスキルでできることが増え、生活が向上すること。
転生後の人生でさまざまな挑戦を繰り返し、新たなスキルを獲得した時、レベルが上がること。
所有するスキルの数がレベルの高さであること。
レベルが上がれば、生命力、精神力、忍耐力、筋力、知力、敏捷性、魔力など、さまざまな能力が高まること。
ここまで説明し終えたら、転生後の年齢を選択して頂きます。
七歳から転生前に死んだ年齢までの範囲で選択可能となっています。
選択した年齢によるスキルレベルの補正は自動的に行われます。
転生には、父親も、母親もいません。
その代わり、私たち守護神がついています。
最後に転生先が選択できます。
たいてい、町の近くに転生するようになっています。
そして、転生。
あとは、転生者が死ぬまで、私たちは見守り続けます。
転生者が力を高めていけば、私たちの神力も高まっていくのです。
転生者のレベル向上が私たち下級神のレベル向上になるのです。
神界での神力修行では、レベルは十までしか成長できません。だから、下級神は転生者の守護神となって、自分のレベルを向上させ、中級神をめざします。
なんとも、気の長い話です。
平均的な転生ポイントは十五くらいです。
固有スキルをひとつ、特殊スキルをひとつ、獲得すれば、あとは基礎スキルをひとつ選んで、転生後のレベルは三です。
七歳に転生し、五十歳まで生きたとしても、新しく獲得できるスキルは二つか、三つくらいなものだそうです。
転生後の人生を終えて、レベルは六というところです。
転生者が極めて有能で、転生後の人生で支配者層に食い込んだような場合は、スキルを獲得できる機会が多くなるそうです。それでも、最終的なレベルは二十に届かないのが一般的だと上級神クワドラキエスさまはおっしゃいました。
普通に転生すれば、四十三年後の私のレベルは十六となります。
二人目でレベル二十二、三人目でレベル二十八、四人目でレベル三十四、五人目の人生を見届けて、ようやく中級神と認められるレベル四十を超えます。
平均的な場合で五人です。
上級神クワドラキエスさまは、中級神になるまでに八人の転生を見守ったとおっしゃっていました。
そこまでに何年かかることでしょう。
もし、自殺者の転生ばかりを担当した場合には、もっと年数がかかるでしょう。
自殺者の転生ポイントは減点されるのですから。
下級神には転生の場で、できることもあります。
ただし、それには、厳しい制限がかかっています。
レベルドレインです。
私たちは、自分のレベルを犠牲にすることで、二つ、できることがあります。
ひとつは、ダイスによる転生ポイントの追加です。
生前貢献について考慮して、ダイスを振らせることができます。
転生者の転生ポイントが少な過ぎて、固有スキルを獲得できないような場合があります。また、転生者 が獲得できたスキルがひとつで、レベルが一だった場合、他力本願で転生後の人生を生き抜き、レベルが上がらずに守護神の役割を終える、というようなこともあるそうです。
そういう場合には、転生ポイントを追加した方が、私たち下級神自身のためになるかもしれません。
もうひとつは、基礎スキルのスキルレベル操作です。
何もしなくても、転生年齢の選択で補正されるような部分ですが、下級神には基礎スキルのレベルを高める力があります。
どちらも、転生の広場にある神界の自然神力を借りなければ、できないことではありますが・・・。
下級神が自身のレベルを犠牲にしてまで、転生者を助ける必要はあまりないと思います。あまりにも、転生ポイントが低くて、転生者が転生後に自殺してしまう可能性が高い場合を除いては・・・。
転生者が転生後に自殺した場合、私たち守護神は神界に戻れなくなってしまいます。
そして、そのまま、魔物になると、言われています。
誰も、戻ってこないので、真実は分からないとのことです。
魔物にはなりたくありませんが、自分のレベルも下げたくないです。
私の前には、青年か、中年か、どちらでしょうか、老人ではない男性が横たわっています。
ここは、転生の広場。
私にとって、初めての守護神の仕事が始まります。
彼が目を覚ましたようです。
「気がつかれましたか」
「・・・はい?」
まだ、意識ははっきりとしていないようですね。
「私は下級神セントラエル。あなたの転生を担当します」
それは、私の苦行の始まりでした・・・。
自殺での転生ポイントの減点を伝えると、彼は自殺ではない、事故死であると主張。
大きな声で怒鳴られ、私は混乱。
ミスだと指摘され、転生者管理所の責任を問うこともできず・・・。
ダイスを振らせて、転生ポイントを増やすことになりました。
しかも、こちらの二回という提案に妥協せず、三回もダイスを!
レベルドレインまでは至りませんでしたが、大幅に経験値が減少。辛く、苦しい修行の日々を思い出し、せつなくなりました。
彼は強運の持ち主のようで、三回の合計が三十ポイント・・・。
・・・マイナスどころか、プラス十ポイントで、転生ポイントは最初の十ポイントと合わせると四十ポイントとなりました。
その後、うっかりスキルについての説明責任を果たさなかった私を責めて、基礎スキルのレベル調整まで・・・。
「セントラエルさまは、ドジですね」
ドジ・・・。
モントシエルにも。
サファリエルにも。
アストリエルにも。
言われていたことではありますが・・・。
「言わないでください~・・・」
「今度は、どう責任をとってくださいますか?」
「うう~・・・」
感情的にうめいてしまいました。「基礎スキルはスキルレベルを最大にしますから、それで許していただけませんでしょうか」
・・・。
・・・返事がありません。
どうしたのでしょう。
あれほどの勢いでまくしたててくる方だったのですが・・・。
「スキルレベルはいくつまであるんですか?」
「十が最大で、上がったら、下がることはありません」
「では、それで手を打ちましょう」
よかった。
了解頂けて安心です。
「今回はソフトクレーマーですね」
完全に油断していました。
彼は、この時点で、私の失言に気づいていたのです。
彼の基礎スキル、学習をレベル十にした時点で、私はレベル十から九へとレベルドレインしていました。
残念な気持ちのまま、私は、神力を限界近くまで使ったので、瞑想に入りました。
そして、瞑想から覚めた時・・・。
彼はこちらを強くにらんでいます・・・。
「な、何ですか?」
「では、約束通りに・・・」
「約束?」
何か、約束をしたでしょうか?
覚えがありません。
「一般スキルのうち、基礎スキルである教授、調理、計算、記憶、地図、運動、説得、威圧、洗濯の九つのスキルを最大レベルにしてください」
いろいろとやりとりはありましたが、私は、彼の基礎スキルのレベルをどれも十まで上げました。
かなり大きな脱力感がありました。
ステータスをチェックします。
私のレベルは、二に下がっていました。
あんなにも修行をしましたのに・・・。
彼のステータスもチェックします。
「では、スキル獲得終了で、転生開始って・・・あれ? あなた、なんで、そんなにたくさんスキルがあるのでしょうか? 計算が合わないと思うのですが?」
おかしいです。
何度計算しても、転生ポイントとスキルの数が合わないのです。
「しかも、転生開始ができないなんて、そんなことがあるのでしょうか?」
「それは、転生ポイントがまだ余ってるからじゃないか?」
「余っているのですか? どうして?」
彼を押しのけて、転生専用スクリーンをのぞきます。
本当に、ポイントが余っています。
しかも、選べるスキルがありません。
「三ポイント余っています! 絶対に計算が合わないはずです! どうしましょう。転生が始められません…」
「やっぱり、ポイントを使わないと転生できないってことか」
「そうなのですけれど…もう、三ポイントで選べるスキルがないので、どうしたものか…」
もはや、講習会でのことは何も通用しそうにありません。
初めての担当で、何という人にあたってしまったのでしょう。
スクリーンを操作し、『神界辞典』を呼び出します。
どこかに対処方法はないものでしょうか。
いろいろと確認しますが、やはり、みつかりません。
どうしましょう。
その時、ピン、という音がしました。
「何の音ですか?」
「いや、なんか、スクリーンが出て、緊急措置って書いてある」
彼はいつの間には私の後ろにいました。
「緊急措置! それです! 早く、処理してください!」
「わ、分かった」
彼がスクリーンを操作すると、転生専用スクリーンの表示から、転生ポイントが消えた。
よし、これでいけます!
「全ポイント消費しました! 転生を開始します!」
「転生するのか」
「年齢を設定できます。七歳からあなたが亡くなった三十五歳までが選択可能範囲になります。どうしますか?」
「じゃあ、成人で」
「では十五歳に設定します」
「転生先の地域選択ができます。三か所、表示されています。山、森、海から選べますけれど、どれがいいですか?」
「森で」
「森を選択しました。では、転生後、精一杯新しい人生を生きてください。わたしは守護神としてあなたを見守ることになります。もう話はできませんが、あなたが死ぬまで、ずっと一緒です」
「背後霊なの?」
「守護神です!」
「話はできない?」
「そうですね」
「スキルを使っても?」
「えっ?」
私は後ろにいた彼を振り返ろうとしましたが…。
世界は真っ暗になってしまいました。
彼は森の中にいました。
私はその後ろにいます。
転生の広場で確認した時、彼はあり得ない数のスキルを所有していました。
何かの間違いではないのか、とも思います。
スクリーンを開いて、すぐに彼のステータスをチェックしてみます。
名前:オオバ・スグル 種族:人間 職業:なし
レベル36
生命力360、精神力360、忍耐力360
筋力188、知力245、敏捷196、巧緻132、魔力154、幸運88
一般スキル
基礎スキル:学習LV10、教授LV10、調理LV10、計算LV10、記憶LV10、地図LV10、運動LV10、説得LV10、威圧LV10、洗濯LV10
応用スキル:調査LV2、教導LV2、暗算LV2、相場LV2、共通語LV3、跳躍LV2、殴打LV2、蹴撃LV2、顔認識LV2、脅迫LV2
発展スキル:対人評価LV1、物品鑑定LV1、範囲探索LV2、一門支配LV1、絶対方位LV2、予測演算LV1、確率変動LV1、道具製作LV2、二段跳躍LV1、飛蹴連打LV1
特殊スキル:古代語読解LV1、神意拝聴LV1、神界辞典LV1
固有スキル:能力開発LV1、鳥瞰図LV1、指揮監督LV1
レベルと能力値を見た時点で、間違いではなかったと理解できました。
彼はスキルを三十六種類、所有しています。
ステータスの続きを見ていきます。
基礎スキルがレベル最大なのは、あの時の私のレベルドレインの賜物です・・・。
応用スキルと発展スキルのレベルが1ではないものは、年齢による補正が入ったからでしょう。
それにしても、どうしたら転生ポイントが50も必要な応用スキルと発展スキルが全て手に入ったのでしょうか。
謎が残ります。
特殊スキルに、私たち神族のスキルである『神界辞典』を所有しているのは、最後の緊急措置の結果なのかもしれません。
転生の広場で、いったい何が起こっていたのでしょう・・・。
一般スキル三十種類、特殊スキル三種類、固有スキル三種類やはり、間違いなく、スキルが三十六種類あります。
そして、レベルは三十六です。
ということはですよ・・・。
私は、自分のステータスをチェックして、大きな疑問を持ちました。
なぜ、講習会では、固有スキルから選ばせるように説明しているのでしょうか。
今回の転生、私にとっては初めての転生守護ですが、最初は転生ポイントが十でした。
神力と経験値を消費してダイスを振らせて、転生ポイントは四十になりました。
なぜ彼が三十六種類のスキルを獲得できたのかはわかりません。
しかし、四十ポイントあれば、基礎スキルからなら十種類獲得しても、まだ三十ポイント残ります。
発展スキルを全て獲得できるポイントが残るのです。
固有スキルを選ばなければ。
特殊スキルを選ばなければ。
極めて有能な転生者が支配者層に食い込んだとしても、最終的には届かないといわれるレベル二十に、あっさりとなるはずです。
固有スキルがない場合、転生後の生活に支障が出るかもしれません。
しかし、私たち下級神がレベルを上げるには。
基礎スキルや応用スキルをたくさん獲得して頂いた方がよいのです。
転生の広場でレベルドレインした私のレベルは二でした。
転生を完了し、守護神として彼の後ろに控えている今の、私は。
名前:セントラエル 種族:神族 職業:守護神(下級神:強)
レベル38
能力値 非表示
スキル 非表示
もし、レベルドレインせずに。
彼の転生ポイントを10ポイントのままで。
固有スキル優先で獲得させていたとしたら。
彼のレベルは高くとも四くらいです。
私のレベルは十四だったはず。
あの、彼との転生の広場でのやり取りが、私にとってはなかなかの苦行ではありましたが。
それでも、ここまでレベルアップするほどのものだとは思えません。
神界での下級神の修行は、本当に苦しいものでした。
それで、やっとレベル十までしか上げられないのです。
このレベルアップは、異常です。
あと二レベルで私は中級神になります。
人間界での守護神はほとんどが下級神で、中級神目前の下級神が転生守護を担当した場合に、転生者のレベルアップに合わせて、まれに守護神のまま、中級神となります。
私は、初めての転生守護で既に中級神目前です。このまま彼の守護神でいれば、たった一度の転生守護で中級神になってしまいそうです。
モントシエルは、中級神さまたちが下級神の成長を邪魔していると考えていました。
でも。
それは、中級神さまたちだけではないのかもしれません。
講習会で学んだ通りにせず。
レベルドレインを覚悟して、転生ポイントを増やして。
基礎スキルから選択させていれば。
私たち下級神は、より高いレベルを獲得することになるはずです。
転生後の彼の行動は、驚くことばかりです。
特殊スキルの『神意拝聴』を使って、私との接触を試み、質問に、はい、か、いいえ、で答えるという形ではありますが、不可能なはずの守護神との対話を実現させました。
そして、私に服とくつを要求しました。
彼の裸身になど・・・興味はございませんし、守護神の掟にも反しませんので、今回のレベルアップで『物品授与』のスキルを獲得し、神力を使ってすぐに服とくつを用意しました。
武器や食料の要求はお断りしましたが・・・。
それから彼は、巨大樹にからまる芋づるを使って、あっという間に上へ。
芋づるをロープに作りかえて、それを巨大樹の間につないで行き来を可能にし、地上十メートルの樹上での生活空間を確保。
ロープを作る時に、食料としての芋も十分な量を確保・・・。
基礎スキルの運動や、応用スキルの調査、跳躍、発展スキルの物品鑑定、道具製作などが効果を発揮しているのでしょうけれど、あまりにも手際が良すぎます。
そして、『住居建設』スキルを獲得し、さらにレベルを上げたのです。
それはもちろん、私のレベルもひとつ上げたのです。
講習会で聞かされていた、転生者が転生後に新たなスキルを獲得するのは難しい、という上級神さまの話はいったい何だったのでしょうか。
ここにも、まだ、謎が隠されているように思います。
彼はしきりに、安全確認をしてきます。
私はその度に、安全であることを伝えます。
そんな必要など、ないのに、です。
なぜなら、最強の存在は、彼なのですから。
大角鹿も、大牙虎も、灰色火熊も、転生した彼がここに現れてからすぐに、この周辺から逃げて行きました。その一方で、大牙虎などに狙われる土兎や森小猪などがこの周辺に集まっていますが、彼にとっては何の脅威にもなりません。
彼は安全のために樹上での生活空間を創ろうとしていますが、彼の命を脅かす存在はこの周辺にはいないのです。
レベル三十を超えているということは、それだけ強者であるということです。
彼がそのことに気付けないのは、私が転生時の説明を忘れていたからです。
彼は、転生後に新たなスキルを獲得した時、レベルが上がることや、所有するスキルの数がレベルの高さであること、レベルが上がれば、生命力、精神力、忍耐力、筋力、知力、敏捷性、魔力など、さまざまな能力が高まることを知りません。
彼は、自分自身がこの周辺では間違いなく最強の存在であることを知りません。
ひょっとすると、この世界で最強の存在である可能性すら、あります。
彼は、どうしてなのかは分かりませんが、転生前の説明不足という私のミスに気付き、水筒とかばんを要求してきました。
私は、自分がレベルアップして使えるように選択した『神器授与』のスキルを使うか、『物品授与』のスキルを使うか、少し悩みましたが、精神力にも、神力にも余裕がある上、『神器授与』のスキルに興味があったので、神力を使って、「水妖精の袋」と「倉庫袋」を彼に渡しました。
神器だと知って驚くようすを見たかったのですが・・・。
彼は、私がミスをして神器を渡したと思ったようです・・・どうしてなのでしょうか・・・。
まあ、結果としては喜んでもらえたので、守護神としての役割は順調に果たしていると言えるはずです。
もちろん、水浴びをする彼を凝視するようなことは、してはいません。
背後にいるから、見えてしまう、ただそれだけです。
彼が樹上で眠った後、いろいろと考えます。
この転生のしくみで、私たち下級神は中級神をめざして、担当する転生者を支えます。
私は、あと少しで、その中級神になります。
予想もできない、これからのことを、考え続けようと思います。
例え、誰と争うことになったとしても・・・。
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