2
都会では見えない
町の光は星々の輝きを打ち消す。
その中でもこの浜辺は
完全な闇が支配する
そこから見上げる星々の輝きは、
見た人にしかわからないだろう。
僕はその輝きにみいられ、
その星空を何時間も見上げていた。
優しく寄りそう親子星。
決して届かないけど、
現実の
ゆるやかに
寄せては返す波の音。
命の
地球の
海は
その重みに深さに
自分の体の形が無くなっていくような。
世界の中に溶け込むような。
揺りかごに
優しい波しぶきに
いつの間にか僕は眠っていた。
海辺で鳥達がギャーギャーと
誰か来たのか?
小山に
この場所を知る者は少ない。
とは言え
都会に
近所のほとんどの家がカギをかけてないし、
だからこそ夜中でも、僕が家を抜け出して、
この浜辺に来れるのだが。
僕は
近づいていった。
街灯がないとはいえ、
満天の星々が柔らかく
辺りを照らしてくれている。
僕は足元から伝わる砂の
その中を泳ぐように、
波打ち
砂漠のそれに変わるのを感じながら、
僕はその場に
鳥の
僕が近づく
波打ち
白い影が一斉に夜空に
まるで
消えていった。
そして鳥の山がいなくなったその場所には、
何かの
一瞬そう思ったそれは、
もちろん怪獣などでは無く、
見たことの無い生き物の
まるで、
恐竜時代からタイムトラベルして来た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます