世界は今日も残酷で美しく
どこまでも続く
そこに僕を
この世の
僕は夜の
満天の星空を見上げ世界の中に溶けて行く。
そこには僕を
僕をとりまく全ての
空に浮かぶ無数の
その中で
僕が探していた星。
手を伸ばせば
僕がそう名づけた二つ星は、
両親は僕が13の時に死んだ。
交通事故だ。
それから僕は
最終的に田舎の祖母に引き取られた。
僕は現在14歳。
僕がこの
つい最近の事だ。
何もない
ゆいいつ僕が見つけた楽しみ。
それが夜、この秘密の浜辺で寝転び、
夜空を見上げる事だった。
─1─
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