第11話 冒険者ギルド2

冒険者登録しに冒険者ギルドに来て、受付に並んでいたら、冒険者に絡まれた。


ジャイアントハーフで聖騎士のリンが、胸を触られて怒ってます。


「タクミ様、私に任せて下さい。」


リンがミスリルの盾を展開し、盾で男を殴りつけた。


シールドバッシュって言う奴かな?


男は床に叩きつけられた。

「ぐへ。」

変な声を出して倒れて気絶した様だ。


「リンの胸を触るなんて許せない!俺もまだ触ってないのに・・・。二度と冒険者が出来ない様にしてやる。」


「え、タクミ様は何時でも触って良いですよ。何なら揉んでもOKです。」


「え!良いの?」

ああ!厭らしい笑顔になっちまった。


こんないい女性の胸を触りやがって、やっぱり許せんな。


なんか昔苛められていた事を思い出した。


俺を苛めてた奴もこんな奴だった。


倒れてる男に近づき、両手を踏み付け潰した。

「ああああああ!」


男が叫ぶが気にしない。


「どうした!」

「レイジ!何があった?」

「両手が潰れている!酷い!」


冒険者の仲間達が集まって来た。


「おい、お前等!このクソ野郎の仲間か!此奴はいきなり俺の連れの胸を触りやがったぞ。ちゃんと鎖で繋いでおけ!」


「な、何!俺達がCランク冒険者パーティーと知ってて喧嘩売ってんのか!」


「知らん。Cランク冒険者はセクハラしても良いのか?」


「痛い目に遭わないと分からないらしいな。」

冒険者は剣を抜いた。


「そっちがな。」


冒険者は剣を振り上げたので、時間を止めて、左右のパンチで両肩を打ち抜き、時間を動かす。


両肩壊された冒険者は剣を落とす。


何故、両手が使えなくなったのか、理解できない冒険者を押し倒す。


そして馬乗りになってひたすら両頬を殴り続ける。


両手を動かせなくなった冒険者は、抵抗出来ず殴られるまま。


「ひ、ひぃ。た、助けてくれ。」


「俺を痛い目に遭わそうとしたんだろう。2度と社会復帰出来ない様に心をへし折ってやる。」


顔が腫れ上がり泣きながら謝る冒険者を、死なない様に殴り続けた。


「もう止めろおおおお!」

もう一人の冒険者が魔法詠唱を始めた。


俺はその冒険者の背後に移動して、魔法発動前に後頭部を殴り倒す。


そのまま馬乗りになり、両足で両手を押さえて、後頭部を殴り出す。


「お前も痛い目に遭いたいらしいな。」


俺達の周りから冒険者たちは退き、取り囲む様に見ている。


「何の騒ぎだ!何があったあああ!」


受付の奥から体格の良い髭の親父が現れ、俺達を取り囲む冒険者の輪を掻き分けて来た。


「元Aランクのサブマスターだ。」

俺達を取り囲む冒険者の、囁く声が聞こえるが気にしない。


構わず冒険者を殴り続ける俺。


「ゆ、ゆるひて、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい・・・。」

心が折れて謝り続ける冒険者。


「おいおい、そのくらいにしてやれ!やり過ぎだ。」

髭の親父は止めようとする。


「煩い!黙って見てろ。セクハラ野郎を躾してんだ。邪魔するな。」

俺は頭にきてるので止める気は無い。


「ちっ。」

髭の親父が俺に殴り掛かって来たので、カウンターで蹴り飛ばした。


壁にぶち当たって、倒れるが直ぐ起き上がる。

「坊主、おいたが過ぎるぞ。」


しかし、時間を止めた俺はサブマスターの両肩も壊し馬乗りになる。


そして、時間を動かし顔を殴りだした。驚愕の顔で殴られるサブマスター。


「黙って見てろって言ったのに、俺を殴ろうとしたな。クソジジイ。」


「や、止めろ!」


「てめえの心もへし折ってやる。」

そしてサブマスターも殴り続けた。


冒険者達は、もう誰も俺に何も言えなくなっていた。


鬼教官のサブマスターが、為す術も無く殴られ続けるのを、見ていることしか出来ない。


止めようとしたら、次は自分が殴られるのを恐れて、無言で見ている。

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