第8話 コボルト
ジャイアントハーフである聖騎士長リンの同行を許可した。
リンは俺に同行する事が決定し、聖騎士隊を抜けたので、聖騎士長から聖騎士となった。
聖騎士副長が聖騎士長に昇格するらしい。
リンは強そうだし、美しいし、料理も出来るんだって、一緒に旅するのが楽しみ。
ジャイアントハーフは巨人族と人族のハーフであり、2mを超える身長で人族よりかなり力が強い。
ステータスを見たので間違いない。
リンは左右の手首に簡易的なアイテムボックスの腕輪を着けている。
左の腕輪には盾が格納されており、右の腕輪には短槍が格納されているらしい。
装備はミスリル製のフルプレートアーマーで、女性の体型に合わせた形。
胸が膨らんでいるのだ。
アイテムボックスのベルトから自由に着脱出来る。
首輪もアイテムボックスになっており、
面談の時は騎士服で男装の麗人だったが、瞬時にフルプレートアーマーになり、盾と短槍を構えるのを見せて貰った。
変身ヒーローの様で格好いい。
俺もアイテムボックスの腕輪とベルトと首輪を着けようかな?
王家の宝物庫から奪った魔道具の中にあったはず。
※後日確認したところ、アイテムボックスから取り出す際、服や装備の着脱が出来たので不要だった。
俺と教主レンと聖騎士リンは都市の食堂で昼食を食べた後、奴隷商にやって来た。
奴隷商の商館は、石造りの歴史が有りそうな古い洋館。
レンの紹介で全ての奴隷を見せて貰って鑑定した。
本当は可愛い女の子が良かったんだけど、女の子で必要なスキルを持つ人材はいなかった。
欲しい人材は御者の経験がある
職業は
唯一スキルを保持していたのが、雄の
「コボルトって、魔物だよね?」
「その通り、魔物です。」
教主レンが答える。
「犬獣人なら分かるけど、魔物は
「
「そうなんだ。」
コボルトは子供ぐらいの大きさ、身長1m30cmぐらい。
犬の頭で全身に毛が生えている。
因みに犬獣人は人間と同じ身長で顔は人間、犬耳と尻尾がある。
体毛は個体によって異なり、背中一面に生えてたり、頭部から首筋だけとか、腰から尻尾だけとか様々。
コボルトの奴隷を購入しました。
職業は
「僕の名前はコウキだワン。宜しくお願いしますワン。」
語尾はお約束だった。
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