第6話 神社



 とりあえず友人がお参りしたとかいう神社にいってみる。


 何の変哲もない神社だった。


 どこがどう、とかいう問題もない。

 なんか気配を感じるわけでもない。


「何もないな」

「人もいないしな」


 ちなみに途中で友人の家によって着替えているので、全裸は全裸ではなくなった。


「なんでここの神様がお前を助けたりしたんだ? なんかやったのか」

「おっ、俺の話信じてくれるのか?」

「正直信じられないけど、信じないと話が進まないだろ」


 正気で脱衣したなんて話の方が信じられないよ。


「うーん、なんで神様は俺を助けてくれたんだろうな。なんか昔、やったとか? 神様が予想以外にお人よしだったとか?」

「もしくは、昔失礼な事されたから、いじわるしたと……かいうオチじゃないだろうな」

「あっ、そっちの方がありそう」


 罰当たりな事やってないだろうな。

 お前の子供の頃、どんな人間だったんだ?


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