第65話 新たなメンバー

  次の日、惑星、鬼ヶ島にて…

『俺たち4名は、戦闘員として加わる事にしたのでこれから宜しくお願いします。』 

『いや、力弱いのはお引き取り願おう。』

『俺らは、皆がやっていた鉱石砕きもマスターしたぜ!』

『レオン王子、彼らに戦える力があるのは、この私が証明致します。』

  ムクドリのおっさんが何処からか出現しました。

『いやーあ、この人いつからいたの?』

『知らない人の証明します何て信用出来ない。』

『あっ、お飾り副団長だっ!』

『このお爺さん、ハヤト君の知り合いだったの!?』

『お飾りとは、酷いですね。』

『かつては、親父の右腕まで上り詰めた男だ。噂じゃあ、仕事を首に成って家から出てこない廃人になっちゃったって言われている人物だ。』

『失敬な、首になってなど居ません💦私は彼ら4名を強くするようにと教官として指導をして来ました。』

『そんな話は、初耳だ。親父も最近、新たな副団長候補を選んでいて相談に乗った。』

『私はちゃんと言って彼等の面倒を見ていたのに、そんなバカな…』


『いつから修行をつけてもらっていたんだ?』

『それは、ユートピアを襲って捕まって、監禁が解けた後からずっとだよ。』

『俺達が星へ帰る時にもついて来てくれた師匠だぜ。』

『国王様自ら、君達に推薦しておくって話だったんだけど、聞いたことは?』

『… 』


  ピロリーロリー♪

『はーい、こちらレオン、名医だね?』

『はい、女の方が集められた場所は、恐らくこの地だと思われます。未来では尼ヶ原と言われていた惑星です。残念ですが、東側にあると言う事以外、場所は愚か特徴さえ不明です。』

『そっか、近くにキース団長か国王は居るかな?』

『キース団長なら、居ますよ。替わりますね。』


『お電話、換わりました。私にご用ですか?』

『親父、新しい副団長候補は決まったのか?』

『まだ最終候補の二人で決めかねているが、どうかしたのか?』

『今、ここにお飾り副団長がいてさ、相当なショックを受けているんだ💦』

『お飾りの彼は、何故そんな所に居るんですか?』

お飾りの副団長は、ハヤトから通信機を奪い取りました。

『ガガガ ずっと、吸血族の4名を育てる事に従事していたのにお忘れですか?』

『… そう言えば、お願いしてましたね。私とした事がすっかり忘れてました。』

『じゃあ、新しい副団長候補選ぶのはなしにしてくださいますよね?』

『ええ、お飾りの貴方が生きているのなら、新たに任命する必要ないですから💦』

『ありがとうございます。』

  ープツン


『全く、私をお飾り呼ばわりは、やめて下さい💢』

『突っ込むの遅っ!!』

 副団長は、教えるのがかなり上手いのか彼等は、あの時、戦いを放棄して怯えていた時とは、比べ物にならないくらい強くなっていました。試しの結果、戦力になりそうなので彼らには、キングチェインを与えました。エレメントは、特殊な音みたいです。武器に纏い振動攻撃する事で、内側から破壊する超音波攻撃をするようです。

『おい、そんなに凄い技があるなら、何故ストーン族に逆らおうとしなかったんだ?』

『ドルー、俺達が使っている技は、ストーン族が来たとき扱える者が一人もいなかったんだ…』

『あの技が使えたのなら、俺達は鳥人族と戦う事はなかった…』

『だな、大勢の仲間を失う事はなかったさ…』

バッド、キュウタ、バルドの言葉にキュウーベイは頷いています。


『じゃあ、何故今は扱える?』

『母星を取り戻してもらった後、爺ちゃんから昔、禁止にされた超音波を攻撃に扱う技があった事を聴いた。』

『それから俺達は、空を飛んでカラス天狗様にお願いして過去へいき、失われた力を扱える様になった。』

『過去の身内だったら、最高3年だけしか行けなかったが、後は師匠の元で実戦的な訓練で力を磨いていたよ。』

『そうか、不躾な事を聞いてすまなかった…』

『いや、俺もあの力が禁止されなかったら、もっと違ったのかなって自問自答している…』 

『王子、それは俺らも同じだ…』 

 

『君たち4名を共に戦う仲間に認めてキングチェインを授けるよ。』

 バッドは、鉄棒に自在に伸びるチェーンとその先には、球体にトゲがついた武器、モーニングスターが出現しました。

 キュウタは、黒いつるはしが出現しました。自在に大きさが変えられるみたいで、武器としても道具としても使える優れもののようです。名は、三日月です。

 キュウーベイは、巨大な赤い大鎌が出現しました。名は、ソウルハントです。

 バルドは、片方が尖っている大きな銀色のハンマーが出現しました。名は、ビッケルハンマーです。

 総勢46名となりました。

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