第31話 惑星ホリホリへ

 約2週間後、最西端にある惑星へ向かいました。 案内役をしたいと申し出たコウモリ族のバットも一緒です。全体は茶色で白くて円形の輪っかがついてる惑星が見えてきました。

 突入後、空中からはゴツゴツした岩山が広がっています。バットの的確な案内で建物があるのを確認できました。特殊機能を使用して着地地点の遥か上空待機です。今回は敵がいる場所と船の着地地点が近いので明るいと攻撃される確率が高いので日が落ちるのを待って攻撃開始です。エデンは戦闘員を下ろしたら即上空の安全圏に退避して待機です。

 編成は裏と表に20名ずつ別れ突入します。深海族と獣人族とシャドウ、ハヤトは前、後ろは白浪族と王子&その取り巻き軍団だ


 ゼウスとヒョウガが先人を切り扉をぶち破り攻撃しながら敵を中央に集めるように部屋へ雪崩れ込んだ。またもや中にストーン族が一匹混じっていた。グリードはそれを見付けると炎のエレメントを纏うトマホークを即投げた。孤を描きながら敵の首を狩りつつストーン族に命中しガコーンと音が鳴り響いた。

 音を合図にするかのように囲んだ敵を一斉攻撃だ。その後、後ろに下がり避難した。ストーン族の首に斧が刺さっているが致命傷に至らなかったようだ。刺さってた斧が一斉攻撃した際に首から抜け宙をまった。グリードはすかさずジャンピングキャッチをして最大火力で振りかざした。その時、上手くムーが矢を放ち敵の目をそらした。グリードに気が付いて顔をあげた瞬間顔面にクリーンヒットして仕留めた。衝撃の余波で周囲が燃え盛っている。

 全員上手く退避完了だ!その後、水のエレメントによる消火が行われたが、木の家は崩れ全焼した。

皆、火傷も大怪我もせず無事で大勝利だ。


 僕の裏の作戦は大成功した。予知夢では裏と表に別れて突入しつつ一気になだれ込んで毛深い敵と混戦状態になっていた。

 それなのにグリードが斧をぶん投げた。敵、味方構わず見境なしに首をはねながら一人の敵に命中した。その者だけが全身が毛に覆われてなくツルピカだった。その後、刺さった武器を振動で落とす目的だったのかコンガのハンマー攻撃で斧が外れた。斧をキャッチしたグリードは最大火力の攻撃を遠慮なしに放った。そのせいで近くで戦っていた者達は技の余波に巻き込まれた。炎に耐性がない者はとても強い熱の波動に耐えられず焼かれてしまった。消火できる者はいないようで瞬く間にその炎は家を焼き付くしてしまった。どおやら、炎の耐性がある者以外は死んでしまったようだ。

 グリードは放心状態になっている5人の前で土下座をした。その後、船の中にいた者達を抱えて放り出すと何処かへ行ってしまった。すると、急に場面が変わり日が真上に上がる頃、奥から黒い影達が現れた。全員ガリガリに痩せ細っていてた。腹が減っているのか焼かれた肉片にがっついて食べだした。すると苦しみだして動かなくなってしまった。ホースケが脈を計っているが首を横に降った。死んでしまったようだ。

 

 3日訓練禁止されたグリードは3日経ったら起こしてくれと頼みプチ冬眠していた。そのお陰で他の皆を集めて説得できた。グリードがストーン族を発見したら見境なく攻撃する確率が高いと納得させた。囲み方と音がなって一撃加え即退避を絶対守るように言い聞かせた成果だ。


 ゼウスに教えるのには苦労した。亀のガロンにお目付け役をお願いして正解だった。上手くバカ王子をコントロールしてくれたお陰で怪我人すら出ていない。


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