第30話 治療のためユートピアへ
惑星リバーサイドに食料と15人の深海族を守りに置いて、患者を含めた全員乗せてシーマザーへ戻りました。ゼウス、シャークと8名の戦士が戦闘員に加わりました。メカジキ、イルカ、アシカ、クジラ、ウツボ、海老、カニ、亀が加わり戦闘員総勢40名です。
約30人と食材も入れられる宇宙船がちょうど完成したので深海族へのプレゼントです。これで敵が向こうに来ても応援にいけるし、人員交代もスムーズにできると感謝されました。ポッポ達の畑造りも完成したようなので皆を連れてユートピアに向かいました。
再びユートピアへ向かうと、降伏したコウモリ族達は、今じゃ牢から出され、彼等の申し出を受け強くなる訓練をしながら共に暮らしています。名医が皆の様子と患者を早速観に来ました。一通り全員を見渡すと王子の元へ向かってきました。
『レオン王子、失礼するよ』
腕を両方掴まれて苦虫を噛み潰した表情をしている
『やはり、腕を痛めてますね』
『少ししたら治るさ問題ない』
『酷い怪我を一度しているので包帯をちゃんとしてください』有無を言わさない剣幕だ
『了解、鬼ガーゼだ巻いてくれ』
『これは初めて観ますがこの包帯を巻くのですか?』
『伸縮性、速乾性に優れ治癒能力も向上させる優れものだ』初めて見る素材だったらしく興味津々だ。
『王子、5日は鍛練禁止ですよ』
『了解だ』茜色の技の不可がそれほど半端ないようだ
グリードには3日禁止令が出されました。過剰なトレーニングが原因だ。
患者は病棟の準備と容態が少し安定するまで移さず船の病室でこのまま治療を行う方針が決定しました。
コウモリ族を集めて惑星ホリホリについて尋ねた。皆は恐らく洞窟内で労働させらていて、原人族がそれを仕切っていると考えられるようだ。
敵の根城は巨大洞窟の外に平屋の建て物が一つあり、その超広い家を使用している可能性が高いらしい。地下もあり鉱石の保管場所になっていて1階は寝泊まりが可能で交易対応場所でもある。入り口は正面玄関、裏口、搬入口の3つのがある。搬入口は地下と直接繋がっている。住人は普段からそこに寝泊まりはしていなく洞窟の中に自分の家があるとのことだ。
平屋の周辺にしか着陸場所はないらしい。
一通り情報収集が終わると、カイルとチュースケがまるで呪文の用にこの鉱石はあるのかと質問の嵐だ。
原人族は2足歩行をするが全身が毛深いので水が苦手な種族だ。ストーン族と同じで進化に取り残された劣等種とバカにされていてる。2束歩行の野獣の姿しかないのがそう言われる理由だ。普段は力を押さえて一見、人間の様な姿で接するのが現代の常識だ。
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