第23話 それぞれの戦闘

 『親父、ついこの間俺が勝ったんだ、もう勝負は見えているから負けを宣言してもいいよ』

『確かに私は敗北しましたが、全盛期の若い肉体通しならどちらが勝つかわかりませんよ』

 武器は細剣とスピア、ハヤトとキース鷲親子対決


『さぁ、ボルフ私たちも戦闘開始、手加減無用だ』

『分かりました、全力でいきますよラルゴ叔父さん』

 武器は大剣とブレード 叔父と甥の狼対決


『いい機会だ。お前の根性叩き治してやる』

『パパ上、対人戦闘は苦手なのでは??』

『今では弓術の名手とされているが、対人戦はキースより強く恐れられた時期もあるんだぞ』

『お手柔らかにお願いします』

『ここで死ぬことはないから昔に戻る覚悟しろ』

『そんなぁいやだぁ』アポロの悲痛な叫びが響いた

ナックルをはめて向かって行く


 3人はこんな具合で戦闘を始めていた。4人の話が終わった現在、キースとハヤト親子は超高速の攻防を繰り広げていて実力は拮抗しているようだ。

一方は父無双状態で言葉通り叩き潰している。

叔父と甥の対決はやや叔父が優勢のようだ。

今までに感じたことがない威圧感、2人は超本気だ。

『グリード、俺を越える力を持っているのか見定めさせてもらうぞ』

『仇を討つんだ。ここで父ちゃんを越えるよ』

武器は斧同士、熊の激しいパワーのぶつかり合いだ。


『さてと、俺を越えない限り破滅をたどるだけだ、レオン今使える全てをぶつけてみろ』

 まずは超高速で縦横無尽に動きながら剣を振るってみるが初見にもかかわらず見切られていた。足を停めて左から右に一文字に振るうと一歩引いて交わしてすかさずがら空きの背中を狙って攻撃してきたのでアクロバットで背中とびをして交わした。スピードでは僕に分があるようだ。真っ直ぐに向かっていき剣を力一杯振り下ろすが受けとめられて弾き返された。

 

『父上、そろそろ取って置き見せてあげるね』

 虎男に変身して剣も光魔剣に変更した。金色の輝きを纏いエレメントの力を存分にぶつけた。かなり苦戦を強いられたが流石は最強と称えられる剣と特殊能力だ。父親ごえを成し遂げた?いや、勝たしてくれたのかもしれない


アポロ以外はズタボロになりながらも勝利を納めた。

『強くなったな未来に打ち勝てよ』

最後にその言葉を聴いたら、いつの間にか神殿の前にへたりこんでいた。

芳しい匂いが漂ってきたので臭いを辿ってみると広いログハウスがあった。中ではベアードがご飯を作っていた。全員ボロボロなので明日までゆっくり休むことになった。







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