第22話 試練開始、戦いのそれぞれの末路
突然、目の前に死んだはずのレオルドとグラードン他には、キース団長とラルゴ、アポロン王の5人が突然目の前に現れたがどことなく皆若い。
『肉体は全盛期ですが、知識は現在のものです。思う存分語らい合いなさい』頭に声が響いた
国王2人、騎士団長2人に福団長を倒すのが試練?
グリードとレオンは懐かしの父を見て泣きくずれてしまったので戦うどころではない。
『時間は限られている他の者は戦闘しなさい』
そう言うと自分の子を抱えて4人は隅に行った。
『レオン、グリード泣いている場合ではないぞ』
『ぐすっ、僕が予知だと理解してたら国の皆は死なずにすんだはずなんだ』
『未来を完全に変えることは出来なかったがまだ遅くないはずだ。少なからず星と共に種が全滅するのをふせげたぞ』
『強化訓練を欠かさずいつ敵が来ても問題無いよう準備をしていたが我々の力が足りませんでした』
『例え、予知と理解しても他の国から戦力を借りる手段は使用しなかったさ』
『何故ですか父上?』
『私も騎士団と同じで鍛練して自分たちの手で未来を変えたかった、力に自信を持っていた』
『数に押されて負けたんですね』
『それは違う、宇宙海賊のボスと一騎打ちをして相討ちとなった』
『グラードン僕のせいでごめんね』
『王子のせいではありませんよ。共に走り、分散して追ってきた敵を倒し船まで行く手段を選ばなかったのですから』
『…船で待ってたのに』
『すまない、雑魚共を全滅させる事は出来たんだ』
『じゃあ何で来なかったんだよ』
『ごつい子供が研究所方面から一人で来て、そいつとの勝負に破れてしまった』レオンの表情が険しい
『雑魚戦で消耗激しかったから?』
『雑魚は少々数の多さで苦戦したが問題ではない』
『まさか… パワーで負けた?』
『完全に押し負けまた』
『武器が壊れちゃったの?』
『キングチェインの武器は頑丈で壊れる事はないぞ』
『王子と共にいた2人は無事なのか?』
『2人は無事生きてるよ、王子は右腕に深い傷をつけられてかなり危なかったけどww』
『未来の名医が居なかったら右腕は失くなっていた』
『それほど迄に危険な子供がいるのなら早く始末すべきだ』
『奴はストーン族のガンツと名乗っていたよ。大きな借りがある、グラードンの仇は討つよ』
『いや、父ちゃんの仇は俺が討つ』
気になる問題が残った。父上が本当に敵と相討ちとなったのなら今、暴れまわっている海賊団は着々と勢力を伸ばしているが誰が率いているのだろうか?
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