第24話 大自然の脅威
次の日は天候が荒れて朝から猛吹雪です。本来風が弱まってから行動するのがセオリーだが、ロープを持ちながらの移動が開始されました。ベアードは猛吹雪の中でも方向を見失った事がないと自信満々です。視界ゼロのホワイトアウトの中、ロープを頼りに歩く。神殿でコンガは予知夢のことを知ってしまった。聴いてくること覚悟していたが杞憂におわった。時渡りで鬼族の住む地で5年間毎日山を登り降りして方向感覚はついたと思っていた僕だったが全く方向が掴めない。降りてるか登っているのかさえ分からない、どれくらい歩いただろう…
吹雪が止んで視界が広がると体長10mはある巨大マンモスが現れた。これを倒して持ち帰るのが仕事だ。
猪突猛進でグリードが仕留めに行ったが体当たりで吹っ飛ばされた。雪で足の踏ん張りが効かなかったようだ。空を飛んで確実に仕留めた。巨体を解体して下山していくが、肉を狙う野生動物が襲い懸かってきた。狼や熊を少しだけ退治して追加で城に持ち帰るとすっかり夕暮れ時だ。
マンモスは希に見ない大物だったらしくお祭り騒ぎ!途中で狩った動物の毛皮は最高の状態だと喜ばれた。船で待機していた皆も呼ばれ宴会が始まった。マンモスの焼き肉や巨大土鍋煮込み、凍結乾燥した食材が振る舞われた。雪酒を飲んで酔っぱらってしまいこっそり飲んだのがばれて後日少年達にはラルゴの雷が落ちた。
スノードームで国王から、王家の子息ヒュウガと総勢16名の戦士を借りることができた。なるべく粋のいいのを選んでくれたようだ。戦士の白浪族はイタチ、ハスキー2、シロクマ、アザラシ2、セイウチ2、ペンギン2、トナカイ2、モモンガ2、オコジョ2だ。
年齢は13~25歳で構成されている。
ヒュウガはヒョウマ様の息子で頭は切れるらしいがかなりの武道派で荒事好きなのが難点だ。身内いわく、インテリヤクザらしい。これで戦闘員は30名だ。
汚い水の中に大勢がもがき苦しんでいるが水に溺れている様な感じではない。まるで見えない何かに遮られているようで救出不可能だ。敵はニョロニョロと動きながら口に紫の毒々しい液体が見える。大きく口を開け液体をかけるとジューっと音がしてかけられた人物はのたうち回り動かなくなった。
予知夢だとしたら、水の種族に関わるトラブルで毒を体内に持つ敵が相手で水を汚染するやっかい者でもあるとしか分からない。知っている海の種族の所にとりあえず行ってみると何か掴めるかも知れない。
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