第20話 雪に閉ざされた星へ
初めて大きな宇宙船で旅立った鳥人族達ははしゃいでいました。連中はユートピア近くで見張っているかもしれないと警戒していたが杞憂でした。レオンは船を自ら操縦してとある小さな惑星に着地しました。
広い家の中に入って捜索しましたが誰も居ません…
酷く落胆した様子で部屋に籠ってしまいました。
あの小惑星は何なのかとウィルは王子が心配で父に尋ねたがそっといてやれと理由は教えてくれなかった。
船は北上していきます。真っ白い惑星が見えてきました。惑星スノードーム、白浪族が住んでいて、白い肌が特徴です。獣人族とだけ交流がありました。惑星に降りていくと銀世界が広がっています。ラルゴは操縦して雪の降り積もる城周辺に着地させました。雪とはしゃいで皆出ていったが、ものの数分で船の中へ戻ってきました。ラルゴはちゃんと防寒着を着こんで城の中に入りました。城の中は街と村が一体になっていてとても広く珍しい場所です。門番は、ラルゴの事を知っていて国王の元まで直接案内してくれました。
ヒュウガ国王とヒュウマ団長の2人(オオヤマネコ)に侵略者の話をして力を貸して欲しいお願いしました。
『試練を与えるがレオンの防寒着はあるのか?』
『いいえ、私が着ている一着しかありません』
『試練は5人に受けて貰うから選出して作って貰え』
もう下がれと手を振りながらうなだれています。
一礼をして部屋をあとにしました。近衛にお願いして防寒具屋さんの所に連れて行ってもらいました。
5人の防寒着が試練の為欲しいとお願いするとサイズを確かめて作ると言われたので仕立屋の犬耳女性を船の中に連れて行きました。グリード、ハヤト、アポロ、ボルフの4人は事情を話してサイズ測りに応じてくれました。レオンは部屋から出てこないので身長が同じくらいのウィルを目安に作って貰う事にしました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます