第13話 鬼族との遭遇

 時渡りで二千年前の鬼族が住む地の海の浜辺へと降り立った。周囲は海に囲まれており、森が生い茂っていて左右に尖り山がある。どちらの山に集落があるのか少々揉めたが左の山を目指すようだ。蒸し暑い中山登りをした。約3時間後山頂に到着したが、鬼族は極わずかしかいなかった。汗だくでへたり込んでいると、2本の黄色い角が生えているパーマのおばちゃんが水を持って話かけてきた。

『ほれ、水飲みなさい、獣人族が何のようだい?』

『時渡りの修行でこちらの集落にお邪魔しました』

『残念だが集落は右の山。まずはゆっくり湯に浸かるといい、その後マッサージを受けてもらうよ』

『修行をしに来たのにマッサージ??』

『マッサージで今の肉体の状態を把握するためよ』

先にこちらに来て正解だったようだ。温泉に30分ほど浸かり、屋敷の中の個室でマッサージが始まった。

 マッサージで全身を足下からほぐされウイルは気持ち良さげにうとうとしていたが隣が急にうるさい。

肩や右腕をほぐされるのが痛くて喚いていた。

マッサージ後食事が振る舞われてた。集落に行く為、山の中腹まで降り、右に向かい山頂まで上がる。

到着すると夕暮れ時で茜色の空が広がっていた。


一番大きな屋敷へ行き座敷で鬼王達と面会しました。

ガテン系の男が数人酒を酌み交わしています。鬼王が

『かみさんから話は聞いたぜ、強くなりたくて時渡りまでして此処に来たんだってなぁ』

『はい、僕はレオン、隣はウィルと申します』

『いい返事だ、明日から鬼ごっこをしてもらう』

『俺様はシュラだ、捕まえる事が出来るかねぇ』

 遊びに来たんじゃねぇと訴える顔をしている2人

『アシュラだ。時折海トレをさせてやるよ!鬼ごっこ毎日じゃつまんねいだろうし』

 

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