第12話 騎士団長との戦闘
『最低条件は全員クリアしたようじゃが、まだ戦闘は続けてもらうぞい』からす天狗の声が響いた。
『さぁ第2ステップは武器の力を使いこなす事ですよ、クレイモア』ラルゴは大剣を出現させた。
コンガとグリードはリベンジだと襲いかかるがまたもや返り討ちにされてしまった。
『痛ってえー、3人共手伝えよ傍観してないで』
『武器の力を使いこなせない限り本気の父とキースさんに一矢報いる事など不可能です』
『王子、約半年前ゼウス王子との戦いで武器の力を使いこなせていたのにやり方お忘れですか?』
『…刀身が光輝いて勝負に勝ったあの一撃の事??』
正解と言わんばかりに、クレイモアが風を纏った。
レオンは目を瞑り精神集中し始めた。
『父上、その纏い技は自らのエレメントの力を使いこなさない限り出せないと思いますが!?』
『キングチェインに眠っている武器にはエレメントの力が宿っている。俺自信の力を上乗せすればこの程度の風では済まないぞ』ニヤリと笑った。
黒刀颯にプラズマが発生してレオンのツンツン頭がいつも以上に逆立っている。虎男に変身した。
『成功したみたいだ、行くぞラルゴ』
待ち構える相手の頭上に飛び上がり全身の力を使い稲妻の発生した剣を振り下ろす。その剣は受け止められた。着地してすかさず攻撃しようとするがラルゴは剣を足下に落として体がピクピクと痙攣を起こしていた。『そこまでじゃ』広い空間が解除されて山頂にある大きな寺に戻った。
『全員試練クリアじゃよ、精神時渡りは明日から開始するので今日はゆっくり休むようにのう』
キースに抱えられながら空を飛び城に戻って行った。
からす天狗のじい様から精神時渡りの説明と飛ばす場所の説明が寺の本堂で行われた。
鬼族にレオンとウィル、龍神族にライガとグリー
ド、ドワーフ族にコンガだそうです。時渡りを1度すると5年間は使用不可能となる。最大5年の時渡りができて現代では最大75日の時が経過している。体は現代に置きっぱなしだが精神体で経験したことは無駄にはならない。鍛えた体の肉体形成の為、歳を1つとる。
《注意事項》過去の世界の為未来の出来事を決して口にしてはならない。唯一の禁を破ると強制退場で過去の時代から現代分までの時の重さが一気に押し寄せて体が耐えきれず死ぬ確率が高い。
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