第64話 恋の話 七

 でも、僕はそんなやりとりに悪い気はしていなかった。

 「すみません、私そろそろ自分の研究室に用があるので、失礼させて頂きます。」

「あ、そうですか。今日はありがとうございました!」

「こちらこそ貴重な話を聞かせて頂きありがとうございました。

 あと、今度は私からのお誘いなのですが。

 中野さんのお時間がよろしい時に、新しくできたプラネタリウムに行きませんか?

 いかがでしょう?」

「え、いいんですか!?」

「はい、もちろん。」

「行きます!ありがとうございます!」

「ではまた都合のよろしい時に連絡してください。」

「ありがとうございます!」

 そしてその日はお開きとなった。

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