第17話 プロローグ 十七

 そして、僕は大学生になった。もちろん僕が専攻しているのは、哲学。そして将来はその哲学の一分野、心身問題について研究する哲学者になりたいと思っている。

 また、僕は大学3年生になっても彼女はいない。と言うか今まで僕に彼女ができたことはない。でも僕は幸せだ。僕は大好きな哲学書に囲まれて、過去の哲学界の偉人たちの思想に触れ、そんな思想の一旦に僕の研究を少しでも残せるように努力する…。僕はそのことについて考えるだけでワクワクするし、そんな僕は将来も彼女を作ったり結婚をしたりすることはないだろう、僕はそう勝手に自分で感じていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る