[DAY2]ささやかな疑惑
プロローグ
五秒でわかる前章のあらすじ
「元気いっぱい革命家と爽やかな刺客」
今日の夕飯はチャーハンだ。お金はかかるけど、お米とキャベツとあとなんか色々あればできるアレだ。それを盛った二つの皿を、コトン、コトン、と卓上に置く。
白い水蒸気が、ゆらゆらと自在に動いてすぐに消える。
そんな、春の日の午後。
目の前の一人の少年が、私を真っ直ぐに見つめて小さく息を吸った。
「じゃあ、天界の話をしようか」
その声音によって、私の心拍が加速した。
靴下から感じる凸凹した感覚。畳と木製家具の匂い。
太陽の光が、窓から差し込む。その向こうでは、風に吹かれた植木の葉がザワザワと歌っている。
さあ、今日という日に名前を付けよう
『私が私を知った日』
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