その後

 さて、結局eを禁止した国はどうなったのか?

 結論としては、国民からの反発が非常に大きかった。

 eの音は案外、この国の言語、即ち我々が使う日本語に極めて近い文法体制を持つ言語、にとって必要不可欠なのだ。

 文章の前置きや文章を少し修飾しようとすると、たいていaiueoの母音を用いなくてはいけない。

 結局、すごい人は自らの限界を悟りさくっと引退。

 再び皆はeの音を使えるようになったのでした。



          おしまい

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すごい人が禁止しました、何を禁止したのかな? 文屋旅人 @Tabito-Funnya

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