第2話 キボウ
私は決意した。もう彩芽を泣かせるようなこと、あってはならない。彩芽に幸せになってほしい。
翌日
「彩芽!昨日は…ごめん!彩芽の気持ちを…考えずに言って」
「早苗…ううん、私が悪かった…ごめんね。」
「私ね…やっぱり…彩芽に希望を持ってほしいの。そうすれば、楽しいことも沢山あるしね…。」
「ありがとう…!!早苗は私の大切な親友だよ。」
彩芽と私の電子スクールライフが始まった。
「あっやめー!肺炎を拗らしたって聞いたけど、大丈夫??今は数学の授業中だよー!(眠)」
「あはは…大丈夫大丈夫!数学かぁ~眠いね…(笑)」
彩芽と私達クラスメートはテレビ電話で話している。私が学校に行けない彩芽のために提案したのだ。彩芽にも楽しい学校生活を送ってほしいから…。
「あ、彩芽のお弁当も見せてね!!」
「うん…!」
彩芽のお弁当は…病院食である。これを見ると、なぜか悲しくなった。
「起立……礼!」
「「ありがとうございました!」」
「彩芽ーバイバイ➰👋😃!」
「バイバイ!」
「早苗ー!良かったら一緒に帰ろう!」
「
今日も一日が終わった。当たり前だけど、彩芽にとっては大事な一日…。
「早苗?なんで泣いてるの?」
「え?」
そこで私は、自分が泣いていることに気付いた。
「ううん、なんでもないよ…?」
「もしかして…彩芽…の…こと?悪いの?」
「……。」
「ねぇ、教えなよ!早苗だけ知ってるなんてずるいよ!」
冷や汗が出る。鼓動が速くなる。
そこで私の意識は途絶えた。
もしも Kabocha @LBOOB
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