第5話 先生とキス
「どうしたんですか?先生」
「あっ前島くん…ちょっと来て…」
俺は先生に連れられ準備室へ向かった
「前島くんって賢いんだね…」
「親に一人暮らしをさせて貰ってるので勉強は頑張っていい点を取るようにしてるんです」
「絶対分からなさそうだと思って問題を当てたのに」
「そうだと思いましたよ…まぁ答えられて良かったですね」
「む〜なんか悔しい!」
「もう少し難しい問題お願いしますね?先生?」
「もう!今日はお仕事が長いから私の家で待っといてくれる?」
「そうですね…先生頑張ってくださいね!」
ギュッ
俺は先生を抱きしめた
「前島くん…すごく落ち着くよ…」
「良かったです先生には頑張ってほしいので」
「前島くん……ん〜」
「キスはダメです!」
「え〜…やる気でないよ〜?」
「そ、そのキスは家でしましょ?」
「う、うん!スーパー頑張って仕事終わらせて帰るからね!」
「うん待ってるよ先生」
そして放課後になり俺は先生の家に着いた
先生の合鍵は朝貰っていた
先生曰く「持ってていいよ」
そう言っていた
簡単に合鍵を渡すのはどうかと思うが…俺は嬉しかった
先生の部屋はすごく綺麗に片付いていた
「そろそろ18時だな先生帰ってくるかな?
晩ご飯でも作って待っとこうかな」
俺は豚の生姜焼きと味噌汁を作り始めた
肉を焼く直前に
ガチャ
先生が帰ってきた
「先生おかえり お疲れさま!」
「前島くん〜ギュ〜〜」
「先生帰ってきたなり抱きつくのやめてもらっていいですか?」
「先生は大変だったのでご褒美を求めているのです!」
「先生改めてお疲れさまです」
俺は先生の頭を撫でた
「ん〜〜好き…」
「そろそろご飯出来るから座って待ってて?」
「え?前島くん作ってくれたの?」
「大変だと思ってね」
「ありがとう……」
先生は涙を流していた
「先生大丈夫ですか!?」
「うん 家に帰ってきて好きな人がいて…料理作ってくれるなんて嬉しくて…」
「先生ちょっとて、照れます…」
「んふふ〜」
「じゃあご飯作ってきますね」
「うん!」
俺は晩ご飯を作り終えた
「先生どうぞ食べてください」
「いただきます!ん〜〜美味しいよ!前島くん」
「良かったです喜んで貰って」
「料理はよくしてたの?」
「うん 妹もいたからよく作っていたんだ」
「いいお兄ちゃんなんだね 私も妹が居るけど私をからかってくるだけなんだよね〜」
「楽しそうな姉妹ですね」
「そうかな?」
「俺の妹ははたから見てもブラコンと分かるくらいなので俺が出ていく時は大変でしたよ…」
「うふふ かっこいいお兄ちゃんだもんね?」
「やめてくださいよ…」
俺たちはご飯を食べた後テレビを見ながらソファでくつろいでいた
「ねぇ前島くん…準備室で言っていた
そ、その…キスはしてくれるの?」
「え?そ、それは……」
「もちろんしてくれるよね?約束だもんね?」
「約束なんてしてない気がするけど…」
「前島くん…お願い…してよ」
「う、うん」
俺は先生を抱きしめた
「ん〜…」
チュッ
先生と俺は顔が真っ赤になっていた
「恥ずかしいですね」
「前島くん…もう1回しよ?…」
チュッ
先生の目はトロンとしていた
「先生…」
「キスってこんなに気持ちいいものなんだね…」
「俺のファーストキスどうでした?」
「更に好きになったよ!私もファーストキスだからね?」
俺はたちはお風呂に入り寝る準備をしていた
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