第3話 先生のお家

 先生の車内


「先生の家は学校から近いんですか?」

「ん〜まぁまぁな距離かな」

「そうなんですね」

「な〜に?そんなに早く私の家に行きたいのかなぁ〜?このこの〜」

「先生!俺の顔なんて突っついてないで前見て運転してください!」

「あはは笑面白いね前島くんって」

「そんなことないですよ?先生こそ結構喋ってて面白いですよ?」

「ねぇ…先生じゃなくて名前で読んでくれない?」

「え?い、いいですけどなんて呼べばいいですかね?」

「ん〜真冬さんとか?」

「いいですよ真冬さん!」

「………」

「先生どうしたんですか?顔赤いですよ?」

「ニヤニヤしながら言わないの!男の人から名前呼ばれたの初めてでドキドキしたの」

「先生って結構ウブなんですね〜」

「なに〜?ウブですよ〜だ!」

「可愛いですね先生?」

「もう〜!!知らない!」


 そこから先生は話してかけても無視され続けた…


「着いたよ前島くん」

「先生さっきはすいません…」

「いいよ?そんなに怒ってないから〜」

「え?てっきり結構怒ってるのかと…」

「焦った?ちょっとからかってみたの」

「めっちゃ焦りましたよ!今度俺が先生の事無視しますよ?」

「これからはやらないから許して?ね?」

「分かりましたよ先生」

「うふふありがとう〜」


 先生はアパートの2階に住んでいた


「ここが私の部屋だよ」

「先生の部屋ってなんか緊張しますね…」

「そうかな?はっ…ち、ちょっと待ってて!絶対開けないでよね!」

「は、はい」


 ドタドタ…ドスン!


「大丈夫なのかな?」



 ガチャ


「お、お待たせ!前島くん…さぁ入ってよ!」

「お邪魔します〜」


 先生の部屋は片付いていた

 さっき片付けていたのは黙っておこう


「ご飯作るね!前島くんの好きな食べ物って何かな?」

「ハンバーグですかね?」

「了解!ハンバーグ作るね!前島くんはテレビでも見てて!」


 俺はテレビを見ていたがなにかいたたまれない気持ちでいっぱいだった


 キッチンを見ると先生のエプロン姿があった


「なになに?私の姿に見とれちゃったのかな〜?」

「可愛いですよ先生」

「そ、そんな直球に言わないでよ…

 照れるよ…」

「早く好きな彼氏の為にご飯作ってくださいよ?」

「う、うん…頑張る」


「前島くん出来たよ〜」

「お疲れさまです先生」

「ありがとう!食べよ?」


「「いただきます!」」


「先生めっちゃ美味しいよ!」

「そう?頑張って作ったかいがあったよ〜!」

「毎日でも作って欲しいです!」

「そ、それはプロポーズ?」

「ゴボッゴボッ…ち、違いますよ!違わないですけど」

「嬉しかったよ?毎日作ってあげる!」

「い、いいんですか?毎日大変でしょ?先生」

「そんな事ないよ?彼氏の為なら頑張っちゃうんだから!」

「なんか照れますね」


「「ご馳走でした!」」


「皿洗いは俺がやりますよ」

「いいよいいよ私がやるよ?」

「先生ばかりにやらせてしまって申し訳ないですから…先生はゆっくりしててください」

「そ、そう?じゃあお言葉に甘えるね?」

「はい!」




______________________________________________


砂糖過多でしょうか?笑


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