第8話 無理だった
どれも失敗だった。
やはり俺には無理だ。
俺は和沙が可愛いし、愛でたいし、何か困ってたら解決してやりたいし、かまってやりたいし、危ない事とかさせたくないし、悲しい目にあってほしくないし、というか何でもしてやりたいし。
どうやっても俺は和沙を可愛がらなければ生きていけないらしい。
なら俺はっ、俺はっ、和沙と禁断の恋に落ちてしまったというのかっ。
「なあ、お前。最近息子が変なんだか、何かしらないか」
「なあに、あなた。いつもの事じゃない」
「それもそうだな。ところであの件、いつ二人につたえるんだ?」
「養子の事ね。もうちょっと大きくなってからでいいんじゃないかしら」
「そうだな。あいつらには今のままで、仲がいい兄弟のまま育ってほしいからな」
俺の妹が可愛すぎて、もっと可愛がりたくなる! 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます