あの世へ
●星佳
「貸しっぱなしのCDの場所、まだ聞いてない言葉……もう一度彼と話せたら、彼の声を、もう一度聞くことができれば、私は……」
ギターの伴奏が流れ、一曲。(○〇)
*
●星佳
「よし、わかった!死神さん、私、倫太郎のあの世のたましい、うーんと、コン
タロウに会いに行く!そして、私のことを覚えていなくても…もしかしたら少しは覚えているかもしれないし、ははっ、そしたら、さよならってちゃんと伝える」
◎死神
「はい、はい!行きましょう。何しろ、時間がないんです」
●星佳
「でも、死神さん、どうやって行くの?」
◎死神
「だから、これ、どこでもドアです」
●◎二人
「どこでもドア~!」(ドラえもん風に)
死神、どこでもドアをゆっくりと開ける。
星佳、促されるままに、階段を上がり、ドアに入っていく。
その後ろを追って、死神が入り、ゆっくりとドアを閉める。
――暗転。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます