第2回 ゲスト 的場蓮司

『まえがき』

本作は、本編「2−15ランチタイムの襲撃者」の後に投稿されたものです。

***


紫苑「人気パーソナリティ九重紫苑ここのえしおんの『主人公になりた〜い』のコーナーだよ」


紫苑「この番組は私がゲストと共に、リスナーからのコメントをカクヨムの電波に乗せて、やりたい放題ぶちまける企画だよ。そしてこっちの人気が本編を上回ったら、私が真の主人公として名乗りをあげるのだ」


紫苑「今回のゲストは野性的なイケメン、細マッチョの的場蓮司まとばれんじ!」

蓮司「どーも、蓮司です」


紫苑「おっ、挨拶の仕方がいかにも慣れているっぽいね。リハなしでの本番だけど大丈夫かな?」

蓮司「うぃっす。本編ではあまり目立たないけど、ここで活躍して主役の座を狙っていきますよ」


紫苑「えぇ、的場くんってそんなキャラだったの?」

蓮司「そりゃ、男なら物語の主人公を目指さなきゃ」


紫苑「私だって負けないから」

蓮司「もちろん、主役も芙蓉ふようの隣だって渡さないぜ」


紫苑「的場くんって、そっちなの?」

蓮司「さぁな」


紫苑「なかなかやるわね。オープニングから私が防戦に回るなんて。なにはともあれ、完全に出落ちだと思ったこのコーナーも今回で2回目よ」

蓮司「メインパーソナリティがいきなり番組ディスっていいんですか?」


紫苑「とりあえず3日坊主は無事回避したね」

蓮司「話聞け! そしてまだ2日目だ」


紫苑「いい感じのツッコミだね。ツッコミのできないゲストだと、どうしようかと心配していたわ」

蓮司「わざと? 試されていたの?」


紫苑「というわけで本番行きま〜す。こっからは容赦しないよ」

蓮司「これってリハだったのかよ!」


紫苑「……ディレクター、ちょっと何よ?……もう流れているの?」


***


Now loading


***


紫苑「そういえば、的場くんと2人さしで話すのは初めてよね」

蓮司「うぃっす。基本的に芙蓉と一緒にいるときしか会長と遭遇しませんから」


紫苑「そうね。本編なら後7話くらいさk」

蓮司「わあぁぁぁぁ。いきなりのネタバレ禁止です」


***


Mataまた loading


***


蓮司「もう無難にお葉書のコーナーいきましょうよ」

紫苑「いいわ。本日のお便りはむじか私立真島中学校まっちゅーやまかおる様。ペンネームは『かおるんるん』様」


蓮司「待て待てまて! いきなりのコンプライアンス違反!」


紫苑「かおるんるんはポニーテールのトランペット奏者で」

蓮司「もう止めろ。誰か会長を止めてくれぇー!!」


***


Now fighting


***


蓮司「ぜぇ……ぜぇ……。芙蓉はいつもこんなことしていたのかよ」

紫苑「じゃあお便り読むね」


蓮司「せめて反省したフリくらいしろよ」

紫苑「_(._.)_」



紫苑『紫苑さん、蓮司くん、初めまして! 朝、登校する前にヒマすぎてばーっとカクヨムのチャンネル回したら面白そうなのをやってたので思い切って投稿してみました!』

蓮司「おぉっ、いい感じのノリっすね」


紫苑『私は朝、いつもこんな感じで登校する前のビミョーな時間をつぶしているのですが、お二人はどんな時間のつぶしかたをされているのでしょうか? 教えてください』

蓮司「ノリのわりには、意外と真面目な質問が来ましたね」


紫苑「まだ続きがあるわ『最後に……クールでカッコいい頼れる蓮司くんしおんさんの活躍を期待しています!!!』だって、この子わかっているわ!」

蓮司「今明らかにおかしかった。おかしいですよ」


紫苑「じゃあ質問に答えてみよう!」

蓮司「ラジオでナチュラルに無視するの止めてくれません。これで何回目ですか」


紫苑「登校する前の暇つぶしねぇ。東高は全寮制だから、朝の支度ができたら教室に行く子がほとんどよ」


蓮司「俺はコーヒー飲みながら、芙蓉と由樹よしきの支度を待つことが多いですかね」

紫苑「またまた〜、カッコつけて。イケメン君は狙っているのかな」


蓮司「男子寮の食堂でカッコつけてどうするんですか?」

紫苑「えっ、……なんかごめん」


蓮司「……」

紫苑「……」


蓮司「なんでいきなり深刻な感じになるんですか。ただコーヒー飲んでいるだけですよ。会長こそ生徒会ハウスの朝はどうなのですか?」

紫苑「うーん。私の場合は凛花りんかも静流も起こしてくれないから、いつも1限目は自主休講よ」


蓮司「遅刻の常習犯って、本当だったんすね。工藤先輩が放置だなんて意外です」

紫苑「そうよね。毎朝目が覚めたら、ベッドの周りにゴーレムの残骸が散乱しているのよ! 私のことを起こさないで一体何をしているのかしら?」


蓮司「それって実力行使しても、会長をベッドから引き剥がせなかったってことでは?」

紫苑「的場くん何言っているの。さすがの私でも周りが騒がしかったら起きるわよ。常識ないんじゃない?」


蓮司「理不尽だ! やっぱ芙蓉はすげぇやつだよ。俺のツッコミでは捌き切れない」

紫苑「そういえば、お便りは朝の暇つぶしだったわね。もう朝じゃなくても、暇つぶしならなんでもいいんじゃない? 的場くんは何しているの?」


蓮司「俺は時間があるときは、瞑想していることが多いですよ」

紫苑「意外ね。妄想だなんてイケメン君もやっぱり思春期の男子か」


蓮司「ちゃんと人の話を聞いていますか? トーク番組やる気ないでしょ」

紫苑「ごめんごめん。いつも後輩くんの前ではクールな的場くんが慌てるのが面白くて。もちろん瞑想は集中力を高めるためね。魔法銃を扱う的場くんにとっては重要な要素ね」


蓮司「やっぱり、わざとやってるんですか。そういう会長こそ暇なとき何をしているのですか」

紫苑「私は最近、スマホで小説家にnar◯uにはまっていて」


蓮司「待った! アウト! それ1番まずいやつです。ここKad◯kawaの電波です」

紫苑「もういきなり何を言っているの? 私が好きなのは異世界に転生して、チート能力を手に入れて、ハーレムを作る話よ」


蓮司「そういうのって、女性目線でもありなんですか?」

紫苑「私も1度でいいから、チート能力を手に入れて無双してみたいなぁ」


蓮司「?!」


BGM


紫苑「あららエンディングの時間だわ。お送りするのは『かおるんるん』様のリクエストで『With Heart and Voice -僕らの音は、心と共に-』」

蓮司「『憧れの吹奏楽部は跡形もなく、ただあるのは変人達だけだった。』という想いを込めて、どうぞ」


紫苑「クールなイケメンくんが最後にカッコよく決めようとしたのに、このキャッチコピーでは台無しね。やまさん素敵!!」


***

収録後


紫苑「的場くん、なかなかやるわね。見直したわ」

蓮司「いえ、もう当分呼ばないでください」


紫苑「……これでライバルが1人減ったわ。主役としての格が違うのよ」


***

『あとがき』

いかがでしたか。

クールなイケメン蓮司くんも会長様の前では、形無しでした。


完全に悪ふざけの企画でしたが、ハートと星をたくさんいただきました。

みなさまありがとうございます。


プロットもネタのストックも無しで、その場の勢いで書いております。

ここでのトーク内容は本編に影響しません。


今回はすぐに投稿しましたが、基本的には本編の合間に少しずつ書いていきます。

お便りどんどんお願いします。

あまりにも少ないと、私の方から交流のある作家様に依頼をする場合があるかもしれません。

逆に多すぎると、長くお待たせするかもしれません。


黒毛和牛様より本作のファンアートをいただきました。

画像投稿サイトみてみんのURLを貼らせていただきます。

https://30777.mitemin.net/i434499/


***

『詳しい応募方法について』

① ペンネーム(必須)

・カクヨムの登録と同じでも違っても可

・作品の登場人物からのお便りという形式でも構いません。


② 希望のBGMさくひん

・カクヨム限定、自薦他薦問わず一点まで

・無くても可

・タイトル、キャッチコピーには必ず触れます。

・紫苑が中身を読まずに、デタラメな紹介をする場合があります。


③ 希望のゲスト

・無くても可、複数可

・すでに出演したゲストを再び指名しても構いません。

・ゲストの出演予定が合わない場合は、紫苑が代わりに回答します。


④ 紫苑もしくはゲストへの質問(必須)

・複数可

・紫苑がデタラメな質問に変えてしまう可能性があります。


⑤二次創作への許可(最後に記載します)


その他

・お便りは本作のコメント欄に書いてください。コメント欄であれば、どの話でも構いません。

・お便りの応募は、お一人様何回でも構いません。

・一度送られたお便りは編集、削除されても、原稿の進行具合によっては対応できない場合がございます。

・感想コメントを書いて、お便りに編集した場合は気が付かない可能性がございます。別の話のコメント欄に書き直してください。

・ゲストの出演の都合上、採用されるのは応募順でない可能性があります。

・お便りの採用について、応援、レビューの有無は考慮に入れません。

・お便りを送る予定の方、送った方は利害の関係上レビューコメントを書くことは控えてください。


『二次創作について』

NkY様が本作の二次創作を投稿しております。

『かおるんるんの限界リスナーになりた~い』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893693716


私の方からは、カクヨムおよびTwitter内であれば引用の作法は、自由とさせていただいております。

採用された方で二次創作に使われても構わない方は、明記していただけると嬉しいです。

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