✴︎登場人物紹介4✴︎
読者様、第4章お付き合い頂きまして誠にありがとうございます。
他人から誤解されたときの悲しさ、不安要素、自分自身の嫌いなところ……全てがすぐに解決できるものじゃなくても、大切なパートナーのありのままの姿に寄り添いたいという気持ちが葉月にも蓮にも芽生えたようです。
本編はこれにて完結となりますが、エピローグも書かせて頂く予定です。困難に立ち向かい愛情を育んできた2人はどんなラストを迎えるのでしょうか。とっておきの瞬間と言葉をお届けできたらと思っております。
では今回も登場人物紹介をさせて頂きます。第4章からの登場人物たちで葉月にとって大切な人たち。蓮も沢山お世話になりました。良かったらご覧下さいませ。
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《葉月の交友関係》
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葉月の中学時代からの親友でヤンキー時代を共に過ごした過去があります。葉月が口調を使い分けているのに対し、冴子は割と誰の前でも荒っぽく、怒ってるように見られがち(付き合いの長い人たちはそれが通常だとわかっている)吊り目に細い顎という気の強そうな印象の顔立ちですが、実際は世話焼きなタイプで、友人はもちろん、友人の関係者も身内同然に考えるところがあります。3人の子ども(9歳の男の子、5歳の女の子、3歳の女の子)を育てているママ。優柔不断で流されやすい旦那に時折呆れつつも全体的に見るとなんだかんだ上手くやっている様子です。旧姓は平塚。
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葉月と冴子の後輩(実質、元舎弟)現在はとび職の仕事をしており、帰宅は圭介と途中まで一緒のことが多いです。見るからにがっしりとした体格。同棲中で結婚間近です。
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敦と同じく葉月と冴子の後輩。職場も敦と同じです。ノリが似ているので紛らわしいのですが、語尾に「〜ス」をつける癖があるのが圭介です。パッと見は細く見えるけれど筋肉質。最近彼女が出来たばかりだそうです。
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見た目はちょっと怖くて実際昔はやんちゃだった彼らですが、きっと愛情をよく知っていたからこそ温かみのある大人になれたのでしょう。
彼らのように理解を示そうとしてくれる人もいます。だけど蓮のように障害や精神疾患を持つ立場である著者は思うのです。
事情を知らない人の方が大多数であるということ。SOSを出したくても声にならないときがあるということ。それはときに強い孤独感となって押し寄せてきます。
又、身近で支えてくれている人たちの痛みを感じるときもあるのです。彼らもきっと“好きなだけでは駄目”なときがあるのだろうと。理解したくても理解しきれない辛さを感じるときがあるのだろうと。そんな思いをさせてしまっている。障害を持ったことは罪でもなんでもないと頭ではわかっていても、やるせない思いは罪悪感という形で心に重く居座るのです。
蓮が言った「病気になってごめんなさい」
シンプルで残酷で悲しい言葉。だけど蓮の気持ちを要約するならこんな言葉になってしまうんじゃないかと思いました。
常に申し訳ないと思っているから謝る癖もなかなか抜けないのでしょう。不安が多いからネガティブに考えてしまいがちなのでしょう。だからこそ最終話で葉月に全てを受け止めてもらえたことは蓮にとって大きかったと思います。
「克服できてもできなくても、あなたは大切な存在」
こういう気持ちって、凄く力になるのです。
ご覧頂きました皆様へ改めて感謝申し上げます。次回の番外編も是非お付き合い頂けたら幸いです。
七瀬渚
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