やってみんとわからんわ

「うーん、どうだろう」

王女が上を向く

「クミコを呼んだ時には、『勇者となる人間』という事で呼んだんで、クミコに魔力の素質、勇者の素質をあった事は確実なのね、でも、マイちゃんは、そんな素質があるかどうかはわからない」

「じゃあ、また勇者召喚したら」

「そうしたら100%の確率でクミコが私の前に呼び出されるわ、実際、現役の勇者だしな」

「あちゃあ」

「まあでも、魔王は消えたけど、魔獣や魔物、ドラゴンとかが全く居なくなったわけじゃない、今は王国軍や地域の自警団で対応できるし、対応出来たらまあ、困ることはない。そのなかで一緒に頑張ったら、強くなれるかもしんない」

なんか心細い話になってきた

「まあでも、マイちゃん、精神的にグロッキーなんでしょ。だったらさあ、コッチに来て、環境が変わっていいんじゃない」

「お世話になります」

「まあ一度、王宮に戻って父王や兄とも相談だけどね」

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