この女を見張れとさ

男は上役の元から自分の屋敷に戻ると部下を呼び出して命令した

「殿様がこの女を見張れとさ」

部下達は写真とビデオを見る

「こりゃまた地味な女で」

「で、見張るだけでいいのか」

「いや、いっその事、攫ってきて、引導を渡したほうが」

「組長、どうです?そっちの方がてっとり早いでしょう」

組員の提案に組長は頷く

「うむ、殿様からは見張れ、とだけ言われてるのがだ、まあ、どう見てもそれ系の話みたいだからな、お前たちの言うとおりだろう、連れてきて、まあ、ちょっとなぶれば言うことをきくようになるだろうしな」

「おっす、じゃあ、そういう事で」

「そうだな、なるべく傷つけないようにな、特に目に見えるところにはな」

「へい」

男共は嫌な笑い方をした

「こいつは時々渋谷や新宿、六本木の繁華街に出てるようだ、つまりそういう女だ」

書いてる本人からしても滅茶苦茶失礼な事を書いてる気がするが、まあ、繁華街に出てるとなると、そういう見られ方をするもんなのだ。

という事で、男共は渋谷と六本木の街に出ていく

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