お詣り

休みの日、私は問題になってる神社なのか塚なのかにお参りに行く

地下鉄の駅を出るとそこは高層ビル街

周囲は高層ビル街で、そこだけ、切り取られたように空が広い

そこは周囲は結界のようなモノは張り巡らされて、その外にまたお参りができるように賽銭箱とか置いてあった

その賽銭箱にお金を入れる

「どうか、安らかにおやすみくださいーーーーーーーーー」

と、そこに居た

永らく荒ぶる神として畏敬を受けて来たが、江戸時代に法要を受けて、それからは安らかな土産神としてそこに存在していた。

が、それが、近年になって、いきなりブルドーザーがやってきて、それから荒れたらしい。

今はこうやって祀られているのに、何故に祟るのか?

と、そこに見えたのは・・・・・

江戸時代に依代として頂いた黄金の盃

そこに自分の安らぎの場として眠っていた

そして遺跡を暴きその黄金の盃を奪っていった人間

それは

そこの土地を開発して儲けようとした不動産業者

そしてそれは現在の都知事だった

「なるほど・・・・・」


私は図書館に行ってその頃の新聞記事を探す

そして【古き神の祟りか、新都庁周辺開発事業に暗雲が】

見つけた

やっぱり、これで当たってる

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る