「警察ってな、拳銃と、人殺しを正当化する法律で守られてるんだ」

「オネエチャン・・・」

「あぁ?」

「・・・ゴメンナサイ」

妹が土下座する

私はそれを見て

「あんたらさあ、自分達が何でもやっていいって、うぬぼれてるんじゃないの?」

妹の方が細かく震えてる

「その様子だと、他の人、自衛隊の人にもひどいこと言ったんじゃない?戦車が通ると道路交通法違反だとか、武器使うと爆発物所持法違反とか銃刀法違反とか、日本の自衛隊ってみんな親切だから、警察の言うことを聞いてくれてただろうけどさ」

妹が泣く

「言ってたよな、アンタ、陰陽師の人が色んな法具を使うのに銃刀法違反だとか、危険物取扱違反だとか言って没収しようとしたって。それで嫌々されて、助けてもらえなくなったって、それ、相手が悪いって今の今まで思ってただろ。ふざけんな、悪いのはお前だ」

妹が泣く

「泣いてもアカンよ

私はメッチャ怒ってるから、

警察許さないからね

アンタラ警察がエラソーにしてるのって、拳銃を持つことを法律でゆるされて、人殺しを法律で許されてるからだよね。

おい、人殺し!

今まで何人殺した!

あぁ?

あんたは家族だから、妹だから全力で守る。


その代わり警察は見殺しにしてやるわ!

警察は拳銃に魂を売った悪魔だ!

オメーのところのポリコが妖怪に頭からバリバリ食われるのを酒飲みながら見たるわ!!」

「オネエチャン、お願いです・・・助けてください」

妹の胸ぐらを掴んで持ち上げる

妹の足が床から浮く

「お前は助ける、警察は殺されるのを見物させてもらう」

手を話すと妹は足元に蹲る



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る