妹city

isidaiori

アイルビーバック

「うおおおおおおおおおおおお!」

光る剣が魔王に迫るそして

光の剣が、魔王に突き刺さる

消えていく魔王。

魔王が消えた後には、一人の女性が

大剣をかざし、勝利を宣言していた

そして、数十万の軍勢が勝どきの声を上げていた


「クミコ、やはり、帰ってしまうのか?」

「ごめんね王子、私はやっぱ、元の世界が恋しいの」

私の名前は平井久美子。

3年前は都内の商社に務めるOLだったんだよ!


王子様にプロポーズされてっけど、私の心の中にはみゆきカフェのチョコパフェがででーんと居座っていた。

〜〜〜〜ごめんね王子、好きで好きで大好きで、死ぬほど好きな王子でも、チョコパフェには勝てないの〜〜〜〜

「そうか、そのチョコ・パフェとかいう奴はおれよりもそんなに強い勇者なのだな、それは残念だ」

物分りがよいけどちょっと勘違いしてるよ王子。

ごめんね、パフェは勇者じゃないの

神なの




「今日でクミコと最後かあ・・・・・・・・」

「ごめんね王女さま、私、この世界も好きだけど、元の世界に戻りたいの」

王女は治癒魔法の使い手だ

本当にお世話になった

王女と最後の日、二人で王宮別宅のお風呂に浸かる

この世界では温泉があってこの王宮別宅には温泉が引いてある、疲れた時とかには利用させて貰った。

この王女のナイスボデイを堪能できなくなるのはちょっともったいないけどね。


魔王の居城、魔王城には大きな鏡があってそれは自分の望む世界に転移できる超絶魔鏡だった。

私の魔力を使って、私が一度だけ、自分の元の世界に戻る事ができる。

私は、元の世界に戻りたくて、そのために魔王を倒した

だから元の世界に戻る

ごめんね王子、聖者様


外に出てると、王子がやってきた。

「クミコ!これを」

王子が魔石のネックレスを私に握らせる

「この世界に戻れる召喚魔法が組み込んである。クミコの魔力で召喚魔法が動いてクミコが戻れるようにしてある。また、帰ってきて、いいんだぞ!」

「ありがとう、王子」


翌日朝、太陽と星と月の位置から、私の魔力が最高になって、自分の世界に帰る事ができる日、そして時刻だ

「じゃあ、私、帰ります」

魔力を鏡に注ぐ

と、鏡の周りの魔法陣が光りだす

鏡の周りの魔法陣が回転する

自分たちが映っていた鏡が光りだす

そしてその鏡の向こうには

鏡の向こうには、あれは・・・・東京タワーか・・・・うん、東京だな!

そして、私は東京に戻った

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