よろしい、ならば統計だ。(46 好きなアニメ編)
よい子のみんなは下の注意書きを読もうね♪
今回の小説(?)は、二〇二〇年二月五日に作成されたものです。ここへ直接アクセスして来られた方は、統計編の初回(https://kakuyomu.jp/works/1177354054893608096/episodes/1177354054893881104)から読むことを推奨します。
データの正確性は保証されておりません。「なにっ、俺の右手が
それでは、本編をお楽しみください。
――――――――――――――――
「お待たせしましたああああああ!」
などと絶叫している俺は
『徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに、美容にも良くねぇ』
――ポルコ・ロッソ(紅の豚)
「……いきなりなんなのよ。ついにタケル君の頭が狂ったのかと思ったわ」
そんな俺を見て哀れんでいるのは、幼なじみである
「それなら『タケル、あなたは狂っているんだ!』と言うべき常考」
「誰も拾えないネタをぶっ込まないでよ……。で、タケル君のテンションがいつになく高いけど、どうしたの?」
「ついにこのときがやって来たのだ……。俺の真の力を解放するときが!」
「アニメにありがちの台詞ね」
「俺が何故カクヨムの自主企画『一〇〇の質問』の統計を取り始めたか、その理由を今こそ明かそう」
「なんかラスボスの死亡フラグみたいになってるけど、聞いてあげるわ」
「それは、第四十六問『46 好きなアニメ』が死ぬほど気になったからだあああああああああ!」
「知ってた」
「そんなあっさりと!? ……切ない」
「でも、がんばって統計とったんでしょ? 興味はあるから、聞いてあげるわよ」
「ありがとう……ありがとう……! この恩は一生――」
「それじゃ、三位から結果を見てみよう!」
「それ、俺の台詞! ケイコ! 謀ったな、ケイコ!」
(こうやって主導権奪っておかないと、全作品名を列挙しかねないのよね……)
それでは結果を発表します。百三十一名分を集計しました。
ダラララララララララ――
ダン!
同率第三位は、二人の方が名前を挙げました。
『Angel Beats!』
『ONE PIECE』
『Re:ゼロから始める異世界生活』
『STEINS;GATE』
『色づく世界の明日から』
『カウボーイビバップ』
『ガンダムシリーズ』
『機動戦士ガンダム』
『けいおん!』
『サマーウォーズ』
『地縛少年花子くん』
『進撃の巨人』
『涼宮ハルヒの憂鬱』
『スポンジ・ボブ』
『天空の城ラピュタ』
『のんのんびより』
『はんだくん』
『プリパラ』
『フルーツバスケット』
『文豪ストレイドッグス』
『ポプテピピック』
『名探偵コナン』
『幼女戦記』
――――――――――――
(以下は、二〇二〇年一月放映開始作品)
『地縛少年花子くん』
『とある科学の超電磁砲T』
『魔術士オーフェンはぐれ旅』
『ランウェイで笑って』
「って、三位なのにいきなり数が多いな!?」
「作家名のときより挙がってる作品数が少なかったからな。アニメは見ませんって人もちらほらいたし」
「それは残念」
「母数が少ないからすぐにひっくり返るランキングではあるけれど……誰もが知る名作から抱腹絶倒のコメディまで、幅広いジャンルがランクインしたぞ。なお、二〇二〇年一月から放映開始の分は期待票なので、リストは分けておいた」
「機動戦士ガンダムとガンダムシリーズはどう違うの?」
「機動戦士ガンダムは別名『ファーストガンダム』と言って、ガンダムの中で一番最初に放映されたアニメのことだ。ガンダムシリーズはファーストガンダムから連なる全てのガンダム作品が好き、と解釈してこう分類した」
「なるほど。私が知ってるのはガンダム
「作品が多すぎて見始めると沼にはまる、それがガンダム。面白すぎて底なし沼から這い上がってこられない!」
「ちなみに、このリストの中から一本今すぐ見た方がいいって作品を選ぶとしたら、タケル君はどれを選ぶ?」
「ちょっ、なんて残酷な質問を……」
「タケル君が自分の回答で推した『STEINS;GATE』と『フルーツバスケット』は除いてあげるわ。残った中から選びなさい」
「さらに首を絞められた」
「後、みんなが見てるであろうラピュタとか言ったら『バルス』で今すぐここから海へ突き落とす」
「三分間、待ってくれ……」
「四十秒で考えな」
(これを書いている人の心の声:どんなアニメを見たいかでチョイスが変わるんですよね。物語の作り方、という視点で選ぶなら『Angel Beats!』をお勧めします。とにかく最終回まで意味不明。しかし伏線の張り方などが絶妙で、最終回である事実が判明すると涙腺崩壊すること必至です)
「次に、第二位の発表だ」
ダラララララララララ――
ジャン!
同率第二位は、三人の方が名前を挙げました。
『君の名は。』
『鬼滅の刃』
『けものフレンズ』
『攻殻機動隊』
『新世紀エヴァンゲリオン』
『スタジオジブリ作品』
『ソードアート・オンライン』
『天気の子』
『未来少年コナン』
『ルパン三世』
「コナン……? さっき、名探偵コナンすでに出てきたよ?」
「まぁ、知らなくても無理はないか。なにせ一九七八年のアニメだからな。実は、あの宮崎駿が初めて監督をした作品なんだ」
「そうだったんだ!」
「第八話は必見」
「……タケル君、守備範囲広すぎない?」
「いや、無駄に偏ってると言うべき。このリストの中だったら鬼滅の刃とかまだ見てないし」
「鬼滅の刃は面白いよ!」
「それにしても、日本のアニメ史をひっくり返した作品がずらーっと並んでるのは壮観の一言だ」
「そうだねー」
「さて一位の発表だよ。ケイコちゃんはどれが一位だと思う?」
「うーん、万人受けするのはジブリ作品のどれかよね」
「お、いい線いってるよ」
「本当?」
「四作品が同率で並んだけど、そのうちの一作はジブリに関連してる」
「どれだろう。楽しみ!」
注目の第一位は……
ダラララララララララ――
ダララララララ――
ジャッジャッジャーン!!
同率第一位は、四人の方が名前を挙げました。
『風の谷のナウシカ』
『ハイキュー!!』
『銀魂』
『四月は君の嘘』
「ナウシカ! 王蟲!」
「いい作品だよね。ところで、風の谷のナウシカは原作があるって知ってた?」
「え? そんなものがあるの?」
「宮崎駿自身が書いたマンガがあるんだ。ワイド版って呼ばれてるものが全七巻あるんだけど、映画は二巻目の途中までの話しか描かれてない。しかも、設定もキャラクターの性格もかなり異なっている」
「うっそー!」
「映画よりもメッセージ性の強い作品になってるから、是非お勧めするよ」
「ハイキュー!!って、バレーボールのアニメだよね」
「その通り。だが、俺は見たことがないんだ……。ただ、今年四クール目突入ってことがおもしろいってことの証拠だよね。つまらなかったらそんなに長くやるはずがない」
「それもそうね」
「銀魂はシリアス回とギャグ回の落差が激しすぎてやばい。あんぱんあんぱんあんぱんあんぱん――」
「タケル君、正気に戻って!」
(これを書いている人の心の声:『四月は君の嘘』はピアノとバイオリンを題材にしており、原作のマンガでは音が出せないので断然アニメの方がお勧めです)
「さぁ、今度は『KH Coder 3』を使ったテキストマイニングだよ。今回は、アニメと小説作家名の共起ネットワークを作ってみたぞ」
「……異種格闘技戦?」
「小説とアニメという表現手法は違うけど、ジャンルは共通で分類できるでしょ」
「確かに」
「これは結構面白い結果が出るんじゃないかと密かに期待している。今回も全文を処理してるので、いろんな設問の回答が影響しているぞ」
「わっかりましたー」
作家名とアニメ作品名をタグとして設定して、出現数二以上の共起ネットワークを作成してみました。以下が、その結果となります。
グループA
『ポケットモンスター、響け!ユーフォニアム、らき☆すた、道尾秀介、虚構推理、城平京、中村文則、万城目学、君の名は。、星新一』
グループB
『魔術士オーフェンはぐれ旅、青山美智子、赤川次郎、梶浦由記、紅玉いづき』
グループC
『四月は君の嘘、三雲岳斗、ストライク・ザ・ブラッド、五木寛之、のんのんびより』
グループD
『三浦しをん、とある科学の超電磁砲T』
グループE
『光瀬龍、未来少年コナン』
グループF
『住野よる、かぐや様は告らせたい』
(作家、アニメの並び順は、隣り合ってるもの同士が近い関係にあると思って頂いてよい)
「謎のカップリングがいっぱいー!? どっちが受けでどっちが攻めかしら!」
「その見方はどうかと思うぞ……。とは言え、五木寛之とのんのんびよりって何がどう繋がってるのかが全く想像できない。たまたまと言えばそれまでだけど」
「『君の名は。』と『星新一』が繋がってるのはなんとなく理解できるわ」
「『君の名は。』は発想がSFだからね」
「さて、蛇足ではあるが、手動で数えたものの本編では没ネタとなった第二十二問『22 貴方を四字熟語で例えてください』の結果だけを載せておくぞ」
「没ネタって、何かあったの?」
「結果自体は面白かったんだけど、分析のお話が書けませんでした。すいさーせんっしたーっ!」
「素直でよろしい」
同率第三位は、三人の方が名前を挙げました。
『猪突猛進』――周囲の人のことや状況を考えずに、一つのことに向かって猛烈な勢いで突き進むこと。(デジタル大辞泉より引用)
『支離滅裂』――物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。(デジタル大辞泉より引用)
「支離滅裂な小説にならないようにするのは大変だよなー」
「でも、猪突猛進で書き上げることも大事よね」
同率第二位は、四人の方が名前を挙げました。
『五里霧中』――方向を失うこと。物事の判断がつかなくて、どうしていいか迷うこと。(デジタル大辞泉より引用)
『優柔不断』――気が弱く決断力に乏しいこと。また、そのさま。(デジタル大辞泉より引用)
『四面楚歌』――敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。(デジタル大辞泉より引用)
「みんな創作に苦労している様子がうかがえるわ」
「産みの苦しみという奴だね……」
第一位は、六人の方が名前を挙げました。
『自由奔放』――人の目や世間のしきたりなどを気にしないで、自分の思うとおりに行動すること。また、そのさま。(デジタル大辞泉より引用)
「小説家は、空想という羽を広げて自由に羽ばたく鳥であれ」
「誰が何と言おうと、自分の好きなことを書けばいいのよ!」
「ということで最終回だったけど、ケイコちゃんの感想は?」
「謎カップリングで妄想がはかどるわー。でも、なんで今回で終わりなの?」
「ネタは鮮度が命! ずるずる長引かせるよりさっと終わった方が格好いいでしょ」
「またまたそんなこと言っちゃって。時間がないって最初にネタバレしてたじゃない」
「気付いてたか。抜け目がない」
「私を誰だと思ってるの? 幼なじみよ。お・さ・な・な・じ・み」
「そうだったな……」
「と言うわけで、ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!」
「さようならー!」
『完結か。……何もかも皆懐かしい』
──草薙 健(タケル)
(完?)
――――――――――――――――
以下は、統計に使用した人のリストです。
統計対象:百三十一名(順不同)
いいの すけこ 様
月波結 様
たまきみさえ 様
嵯冬真己 様
IccO_OmmI 様
0516 様
神谷そら 様
狐雨夜眼 様
永谷 瞬 様
継月 様
如月芳美 様
いとうみこと 様
ばびぶ 様
片瀬智子 様
宇部 松清 様
木元 宗 様
ハヤブサiroha 様
オレンジ11 様
綿貫まりぶ 様
彩夏 様
藤光 様
洩神零二 様
一視信乃 様
いちごにゃん 様
青野ハル 様
宮草はつか 様
星成和貴 様
斉藤希有介 様
六月 様
AKARI YUNG 様
三上コシカ 様
チョコ林檎 様
水瀬ふみ 様
あやまるねこ 様
ドゥギー 様
増田朋美 様
アルキメイトツカサ 様
水音芽生 様
さいとう みさき 様
静嶺 和泉 様
つきの 様
房成 あやめ 様
漆葉響 様
白石 幸知 様
こたろう 様
西フロイデ 様
負け犬アベンジャー 様
青澄 様
押羽たまこ 様
泡沫 希生 様
風崎時亜 様
弥七煌 様
薙刀 nagi 様
水凪 らせん 様
クローン人間 様
凍てつけ 様
Han Lu 様
夕凪 様
吾野 廉 様
新吉 様
あいる 様
佐々木悠 様
文屋旅人 様
永遠 様
齋藤瑞穂 様
切り株ねむこ 様
かげひかり 様
wazzwallasis 様
陽月 様
鳥の音 様
ウィザード・T 様
lager 様
戸松秋茄子 様
武石雄由 様
大地 鷲 様
薮坂 様
白猫 様
ふるかわ かな 様
淡路結葉 様
松本 せりか 様
カワゥソ 様
水円 岳 様
みしょうかん 様
奈月沙耶 様
栞屋こと 様
須戸 様
瀬夏ジュン 様
蜜柑桜 様
ゆうすけ 様
夏緒 様
NkY 様
白衣 雲 様
守株 様
佐々木 祐 様
秋の庭 様
藤崎五日 様
和泉ユウキ 様
彌猴桃 様
月原蒼 様
竹鋸椎武 様
久浩香 様
琥珀もどき 様
ホシノユカイ 様
ワルク 様
ミナミタケピコ 様
仁志 水ぎわ 様
結恵 様
麒麟屋郁丸 様
オリーヴの森の吟遊詩人 様
鹽夜亮 様
華やぎ。 様
めゐ 様
月夜 葵 様
葉乃ヒロミ 様
朽木桜斎 様
カリプトラ 様
小風 琴 様
りま 様
aina 様
坂井令和 様
まるて 様
凍てつけ 様
古川 奏 様
下崖友緒 様
まんごーぷりん(旧:まご) 様
N岡 様
お父さん 様
カイム 様
……and 草薙 健(タケル)
ありがとうございました。
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