文明のルーツを探求する主人公。vs.超古代の遺産を我が物にせんとするものたち。国家組織、聖職者や軍人と言った人物像、科学的考察、考古学的背景、宗教、言語学、果ては街並みの描写まで・・・取り巻く舞台設定が、とにかく広範囲で、なおかつ緻密、リアル!それら圧倒的な知識量が、読者を襲う。・・・これは、なかなかお目にかかれない逸品。だが、それ(ミステリー)だけではない。そこに食い込んできた、謎めくヴィオレンテーリア。超古代遺産の探求x美少女。早く先が読みたい!
知的興奮を覚えます。簡単には、出会えない感覚。リアリティーあふれる現代なのに、すぐ隣に「超古代文明の遺産」が接しているという不思議な感覚。話が進むにつれ、緻密な世界観がじわじわと。現生人類未到達技術をめぐって超大国アメリカ、巨大宗教勢力ローマ教皇庁…そして、謎の美少女!…それぞれの思惑はどう交差していくのか。ヴィオラの正体も気になる。。。期待しています。