第178話 幕間 設定公開・斎会将太

 月に一度の令和ダンジョン設定公開……をやってる場合かーッ!

 近日中に再開しますので、もう少しだけお待ちください。書き溜め中です


 今回は本章にも登場中の乙類5位高校生の一人、北海道の槍使い、斎会将太です。

 相変わらず本編にはあまり関係ないので、読み物としてお楽しみください。

 


 17歳、男性。

 坊主頭で身長168センチと小柄ですが、鍛え上げたがっしりした体格です。


 実家は火舎斎獲流大槍術という古武術を伝える家であり、明治時代に東北から北海道に移住し代々その技を継承してきました。

 現在も道場を開いています。

 

 とはいっても古武術の槍の道場だけでは食えるはずもないので、祖父は柔道、剣道の師範と柔道整復師、父は警察官として働いています。

 今は祖父は北海道の魔討士協会の訓練施設で師範もしています。

 このような家庭環境もあり、彼自身も3歳から槍を握っていました 


 斎会一家は、魔討士協会が素質の測定等を始めてすぐに、三世帯(祖父68歳、父47歳、将太15歳)で素質の診断にきています。

 68歳で素質の診断を受けに来たのは今でも魔討士協会の最年長記録です。

 なお3人の中で素質持ちは翔太のみでした。


 一般的な家庭では高校生に魔討士をやらせるのを嫌がる傾向があるのですが、彼に素質が確認されたときは赤飯を炊いて祝ったという、色々とズレた一家です。

 祖母はともかく母親はかなり引いていた模様。



 武器は、穂先が長く枝葉の無い2メートル超の槍。

 これは稽古で使っているものとほぼ同じものです。

 風を操るような特殊な効果はありませんが、身体能力の向上効果と防御効果が高く、槍使いとしての実力が高い彼とは相性が良い装備です。


 戦闘スタイルのベースとなっている火舎斎獲流大槍術は重量のある槍を筋力と遠心力で振り回す、実践的で荒々しい戦場槍の流派です。

 突き以外に巻き込みや薙ぎ払いを多用する、槍術と薙刀術を合わせたような技術体系です。

 また、先に仕掛ける技も多く、後の先、待ちの姿勢が多い古武術の中では毛色の変わった流派と言えるでしょう。



 正義感が強く礼儀正しい朴訥な好青年であり、年上年下のどちらからも好かれるタイプです。

 乙類5位まで上がったのは周囲の魔討士の協力に助けられた部分があり、助けてくれた周囲のため、自分を育ててくれた親や流派の名を上げるため、ランクを上げて恩返しをしたいと考えています。


 こんな感じの好青年ですが、槍をとると性格と口調が一変し、攻撃的で闘志むき出しの戦い方をします。

 負けず嫌いな面もあり、学園祭の試合で、純粋な武器だけの戦いで片岡を倒せなかったことを内心では悔しく思っています。

 

 ちなみに超絶美人の幼馴染の彼女がいます。 

 趣味は槍の稽古と料理、デートコースを考えること。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る