幕間 設定公開・伊勢田蔵人
本編を書く時間が無いので設定公開で間をつなぐ(済まない……済まない
今回は甲類5位、日本で一番有名な魔討士、伊勢田蔵人です。相変わらず本編にはあまり関係ないので、読み物としてお楽しみください
◆
25歳、男性。東京出身。
身長180センチで鍛えたがっしりした体格。
短めの茶髪に適度な無精ヒゲのワイルドな雰囲気のイケメンです。
現在のランクは甲類五位。魔討士として討伐活動もしていますが、主たる活動は動画配信です。
自分の動画チャンネルを持ち、主に八王子ダンジョン探索の様子を面白おかしく配信しています。
テレビ出演なども多く、知名度だけなら日本でも屈指の魔討士です。
一方で戦闘の場面の動画は上げていません。
これはカメラマンである七瀬双葉が戦闘になると伊勢田を守るための防御魔法に集中するため、撮影が出来ないことが理由です。
こんな背景もあり、妬み半分でランクを金で買ったとか、他の奴にランク上げの手伝いをしてもらった、などと言われていますが、実際は純然たる実力でランクを上げています。
もともとは普通の学生で、能力に気付きつつも魔討士になる気はなく、卒業後も普通にサラリーマンをやっていました。
そしてある日野良ダンジョンに遭遇。彼も、たまたまその場に居合わせた素質持ちも訓練をしていなかったため何もすることは出来ず、結局駆け付けた魔討士に救助されました。
その時に、一緒にいた知人が魔獣に殺されています。
この件があって一念発起し退職。
その後アメリカの民間軍事会社で3か月間猛特訓を受け魔討士に転身しました。
動画を配信するのは、魔討士のイメージアップと魔討士は儲かる職業であると言う事のアピールの為です。
これにより、魔討士の素質を持つ人が一人でも真剣に討伐活動に取り組むように働きかけています。
◆
能力は銃のような形のデバイスを作り出して使うこと。
装備は以下の通りです。
・マグナム(ハートキング)
単発高火力の拳銃
・マシンピストル(スペイドクイーン)
速射性の高い機関拳銃
・アサルトライフル(マッドハッター)
両手持ちの火力と速射性を併せ持つ突撃銃。
・ショットガン(ドードー)
至近距離用の高火力な散弾銃
・グレネードランチャー(マーチヘア)
着弾もしくは本人の任意で起爆できる爆裂弾を発射する銃。
・ガトリングガン(ハンプティダンプティ)
高火力の速射銃。威力は高いが重量があり動きが取りにくくなるため、あまり使用しない。
・アンチマテリアルライフル(トゥーイルダム)
単発の高火力ライフル。威力だけならこの中で最大であるが、連射が効かず重く長大なため扱いにくい。
・ガン・ドローン(チェシャキャット)
マシンガンを搭載したドローンのようなもの。威力は低めで、本人と併せて十字砲火を浴びせたり、複数の敵と戦うときの牽制に使用される。
本人はアサルトライフルを一番得意としています。
銃使いと言う意味ではカタリーナと似ていますが、カタリーナは実在の銃の弾に魔素を乗せて撃っているので、実はかなり異なる能力です。
あくまで銃型のデバイスを魔素で形成して撃っているので、性質的には詠唱がほとんどない魔法使いに近いと言えるでしょう。
多様な攻撃が可能な半面で、乙類のように身体能力が強化されないため、防御に難を抱えています。
その部分を相棒兼カメラマンの七瀬双葉が防御系の能力で補っています。
長い射程距離と速射能力、それなりに威力が高い弾丸状の攻撃と、高い火力を誇ります。
一方で上記の様に防御も難があり、かなり攻撃に偏った能力です。
またダンジョンマスターを倒せるような決定力は無く、総合的に見れば突出して優れた能力と言うわけではありません。
長い訓練によって、銃の扱いと自分の能力を使う熟練度を高めた、本人の実力が高いタイプです。
◆
人当たりは良く社交的、見た目も高身長なワイルド風イケメンで高い人気を誇ります。
配信では気楽な感じで少しチャラい感じで話しますが、それはあくまで配信用にキャラづくりであり、実際はかなり生真面目で使命感が高いタイプです。
気さくに見えますが、実はかなり人の好き嫌いが激しいタイプでもあります。
特に高い能力を持つのにそれを活用しないタイプを嫌っており、宗片や今の章で出てきている真坂門のようなタイプには拒否反応を示します。
これは、彼の使命感に反するというのもあるのですが、自分の能力が決して強くないことを自覚しているため、優れた能力を活かさない者に嫉妬しているという側面もあります。
動画配信でかなり稼いでいますが、私生活はかなり質素です。
ダンジョンでの犠牲者を救済する基金に定期的に寄付しています。
防御担当兼カメラマンの七瀬双葉とは相思相愛です。
趣味はトレーニングと海外旅行。
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