5-ex.
質問テレフォンは携帯電話に巣食う都市伝説だ。
いくつかの質問をしてきて、それにすべて答えてしまうと腕が伸びてきて電話の中に引き込まれる、というものだな。少々理不尽に思えるが。
携帯電話と言うのは都市伝説の対象になりやすかったようだな。今は一人一台が当たり前の時代だが、二十年前となると、一家に一台どころか仕事に使う一部の人間が持つ者だった。
特別なものだから、こと子供の間なんかで持っている人に対しての羨望や嫉妬なんかが形を変えて怖い話になったんだろうな。
この都市伝説に対しては怪しいと思ったらすぐに電話を切るのが正しい対処法だろう。
まあ、今となってはこんな怪談話より、オレオレ詐欺やプリペイドカードを買ってこさせるような詐欺話の方が怖い時代だ。人の方が、などと言うつもりはないが、悪意を持った人間と言うのはどの時代にもいるものだ。
一人一台の時代だからこそ、それぞれが知識を持って正しく使いたいところだな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます