『小さなお話し』 その20

やましん(テンパー)

『小さなお話し』 その20


 ガキ・スギー星人は、物理法則が違う宇宙から、来たのである。


 どうして、そうなったか、そりゃ。わからない。


 彼らは、凍りついていない、異質の毒性生物がいる星は、許せない。


 あちこち、氷付けにしながら、太陽系にやってきた。


『ここには、炭素系のバクテリアや害虫が、たくさんいる。気に入らん。』


『では、凍結処理しますか。』


『もち。凍結の元をだせ。』


『はい、どうぞ。』


 彼らは、宇宙船など、必要がない。


 その、実体は非常に巨大である。


 奥さんから、『凍結の元』をもらったぱぱは、北極の上から、見えない指で、ぱらぱら、と、振りかけた。


『これでよし。さあ、次に行こう。』


 ぱぱ、と。まま、は、子どもを連れて、去って行きました。


        🌍



 地球温暖化は、解決したのでした。⁉️



     🌍  🌍  🌍・・・おしまい

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