梨友視点:パート9

家で晩御飯の用意をしているとチャイムがなった。

こんな時間に誰だろうと覗き穴を見るとなんと私の所有者がいるでは無いか!!

慌ててドアを開ける。


「瑠花ちゃん!?どうした……。」


言い終わる前に問答無用という感じで平手打ちをされる。

あぁ、家で何か嫌なことがあったんだろうな……。


「今日からこの部屋で一緒に暮らすから。」


ぶっきらぼうにぽつりと呟く。

私の家はアパートで親はいない。

それを分かった上での発言だろう。

とにかく喜ばしいことだ。

私と瑠花ちゃん2人きり。


「うん!!晩御飯出来るけど食べる?」


「うん、ありがとう。」


急いで晩御飯を出し、いただきますと声を合わせ食べる。

これから毎日なんて幸せなのだろう。

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