シメイっ!!

饗庭(aiba)

登場人物と世界のハナシ

※以下、この項目にはネタバレを含む表記がありますが、詳細は本編にて徐々に公開。閲覧は自己責任となります。























ー主要登場人物ー



【名前】和々わわ 心鞠こまり(16)

【性別】男

【外見】短めの黒髪をウルフカットにし、黒いつり目。制服を着崩すことは少なくボタンを開けたり腕捲りをする程度。学校指定の靴下、スニーカーを履く。

【能力】一か八か丁か半か

【人柄】誕生日が4月初旬のため、他の同学年3人よりも年上。16歳上の姉と12歳上の兄がいるせいか年齢のわりに落ち着きがあり物事への関心が薄く、独自の解釈をすることが多い。

心鞠こまりという女子のような名前も、自分という存在に対するただの呼称でしかないと考えており思い入れも特にない。

驚異的な強運の持ち主。さらに観察力、洞察力が極めて優れているが、前述の通り物事への関心の薄さゆえに、日常的には発揮されていない。意識すればミリ単位で周囲の変化にも気付くことができるが、本人は特別なことだと思っていない。

1つのことにのめり込む性格で、自他問わず妥協を許さない一面がある。





【名前】にのまえ きのえ(15)

【性別】女

【外見】濃い焦げ茶色の三つ編みと同じ色の丸い目。普段は眼鏡を着用するが、外出時はコンタクト。手本となるような正しい制服の着方をしており、学校指定の物以外を身につけることはない。

【能力】母なる占星術

【人柄】母子家庭のため、特待生制度を利用しておりトップ成績者として新入生代表挨拶をした優等生。今は亡き父親がつけた自らの名前をとても気に入っているが、からかいの対象とする周囲の反応に戸惑うことがある。

看護師で多忙の母親に代わり家事をこなし、学校でも様々な手伝いを買って出るが、自分の意見を持ち発することを苦手とする一面がある。

占いが好きで、時々友人を占ってあげることもあり、なかなか当たると女子の間で密かに人気。夢占いにも興味を持つ。





【名前】山田やまだ さちこ(15)

【性別】女

【外見】鎖骨ほどの長さの緩く巻いた金髪。鮮やかなカラーコンタクトとネイルが目を引き、着崩した制服と違反のパーカーをいつも身につける。黒のハイソックスとかかとを踏み潰したローファーは共に学校指定外のもの。

【能力】ネイル

【人柄】いわゆる不良やギャルと言われる外見、言動で教師だけでなく生徒達からも敬遠されている。

キラキラネームに苦しめられた母親が自らの子にはそのような思いをさせないようにと名付けたが、さちこ自身は改名を希望しており、数々の不良行為も名前に対する反抗の意味が多少なりともある。

手先が不器用でメイクや髪のセットなども苦手だが、真似をすることは得意で一連の工程を1から10まで知れば一通りのことはできる。

見た目に反して恋愛事に関しては貞操観念が高く、どちらかといえば男女の触れ合いを嫌っており、両親が離婚と再婚を繰り返す姿を間近で見ていた過去が少なからず影響している。動物によく好かれる。





【名前】柳生やぎゅう 雪宗ゆきむね(15)

【性別】男

【外見】深い紺色で少し長い襟足をひとつ結び、男子にしては大きい瞳は黒色。成長を見越して注文した制服はまだ大きく、シャツやブレザーで手の甲が隠れ、ズボンは裾上げで調節している。スニーカーソックスに学校指定のスニーカーを履く。

【能力】真剣勝負

【人柄】家は剣道道場で、幼い頃から有段者の父親の指導の下、剣の才能を見事に開花させたが、精神面が弱い自覚があり父親からのプレッシャーに悩む。

元々エンパス体質で、人の痛みや羞恥など負の感情を敏感に読み取ってしまい、自分のことと混同してしまうたちで、対人戦が不得手のため試合や稽古にストレスを感じる。

歴史的剣豪・柳生家との繋がりはないが、名付けた父親が影響を受けているのは明らかで、雪宗も自分自身とのギャップを埋めるために日々悩み奮闘している。

稽古後の食事が何よりも楽しみで、運動をする年頃の男子ということを加味しても細身の体に合わないほどの異常な大食漢だが、食事量を調整することが上手く、あればあるだけで満足できるという特技をもつ。





【名前】無名なな(??)

【性別】女

【外見】長さが不揃いの髪の毛、肌の見える部分に虐待を受けたような傷と痣がある。体に見合わない大きいカーキ色のフードコートを首元まで閉め、細身のダメージジーンズを履いている。汚れたスニーカーからくるぶしソックスが見える。

【能力】??

【人柄】心鞠こまり達がユメの世界で出会った女の子。

見た目年齢は4人と同じほどだが、心鞠達同様現実世界にも存在しており実年齢は28歳の派遣社員。

実年齢よりも中身が幼く、感情のコントロールなどが苦手で人間関係がうまく築けず毎夜ユメの世界に逃げ込む。そこで主人公達と出会い、自分の中の悩みや疑問に答えを出して成長していく。

また、高校時代は不登校になりリストカット、アームカットを繰り返して過ごした過去があり4人に対してどこか複雑な目を向ける。処方薬中毒を克服した。





ー世界ー



【ユメの世界】

心鞠達4人が迷い込む世界で、厳密にいうと無名ななの見る夢の世界のこと。

無名も4人も現実ではなく夢の中だと理解しているが、展開や結末は誰にも操作、予想ができないため、ユメの世界=無名の不完全な明晰夢の中という考え方が近い。また、感度は非常に低くなるが、痛覚などの感覚も存在している。

ユメの世界からの脱出方法は以下の通り。

1.無名が眠りから覚める

2.無名がユメの中で死ぬ

3.ユメの世界の中核(無名の魂)に触れる





【高校】

4人が通う高校。

普通科と商業科があり、校舎や職員室、授業なども別々で生徒同士もあまり交流がなく、行事なども学年ではなく科ごとに行われる独特な校風。

クラス表記は数字。各学年4クラスあり1、2組が普通科で3、4組が商業科。

全校生徒数は約240名と大きな学校ではないが、夏はセーラーと学ラン、冬は男女共にブレザーという県内でも制服が人気の公立高校。部活動も盛んで、中でも運動部では剣道部とハンドボール部、文化部では情報処理部が強豪として名高く部員も多い。

かつて無名ななも通っていた高校で、無名のことを知る数名の教師も教鞭を振るう。




随時更新、変更予定。

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シメイっ!! 饗庭(aiba) @3H-K

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