part1,2,3-12多重クロスオーバー⑩
~あらすじ~
女王と繋がろうとした颯真だが、脳神経に
ダメージを負ってしまい昏睡状態に、、、。
最悪の未来が、、、近付いて行く、、、。
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~黒く染まる予言の書~
霊夢「これは!?」
大広間に設置された巨大な机に備え付け
られた四角い椅子に座り突如大声を上げる。
ボウシ「どうした!?霊夢!」
霊夢「予言の書の
行く、、、まずいぞ、、、最悪の未来が
近付いて行く証拠だ、、、。」
ボウシ「何だって!?」
徐に本を開き、黒い頁を開いた。
霊夢「この本に書き記された最悪の未来は、颯真がこの次元を破壊する事、、、。」
ボウシ「おいおい、、次元を破壊って、、、有り得ないだろ、、、第一、俺達の次元や
オレンジの次元、お前らの次元はあるが破壊は流石に無理だ!科学的に有り得ない!」
霊夢「だが、、、俺達の次元だから出来る。天使も悪魔も関係ない、、、全てを統合した力は、、、虚無によって次元を消滅させる!そこには新たな次元が誕生して、、、。」
ボウシ「また、、、消える、、、。」
霊夢「そうだ、、、だから、、、何としても防がなきゃいけない、、、。」
オレンジ「でも、、、どうしたら、、、。」
霊夢「わからん、、、。」
ナナシ「私に良い考えがある、、、。」
いきなり後ろから声をかけ、提案をする。
霊夢「ナナシ!?」
ナナシ「私には具現化、、、いや、、、再現と言った方が正しいか、、、。」
霊夢「ほぅ?」
興味津々に返事を返す。
ナナシ「まぁ、、サンドスターロウがあれば出来なくも無い、、、」
霊夢「サンドスターロウを扱えるのは、、、颯真、かばん、アポピス、大罪者達、、、
しかしサンドスターロウを与えられるのは
颯真だけだ、、、。」
ナナシ「駄目か、、、ッ!」
霊夢「最悪俺達で戦わなくちゃいけない。」
ボウシ「だが俺達だけじゃ、、、。」
霊夢「戦うしか無ぇんだよ、、、ッ!」
切羽詰まった様に返事する、、、。
オレンジ「このままじゃ、、、。」
その時!図書館の近くに何かが落下した!
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォン!
オレンジ「ウワッ!」
ボウシ「砲撃かっ、、、ッ!」
ナナシ「いや、、、違うッ!」
霊夢「何だと、、、ッ!?」
四人が見たのは、、、なんと!
(黒)セーバル「コンニチハ、、、ワタシハ
セーバル、、、アナタタチヲ『サクジョ』
シニキタノ、、、キエテクレル?」
霊夢「あぁ、、、また頁が黒くなった、、、どうやら、、、戦うしか無いみたいだな。」
(黒)セーバル「ソノ『ホン』モカイシュウ
シテッテイワレタ。ダカラケスノ。」
瞳が、、、緑色で、、、光が無い、、、。
霊夢「洗脳状態か、、、。」
ボウシ「洗脳!?」
霊夢「助けだせるのも颯真だけだ、、ッ!」
ボウシ「どうすんだよ、、、ッ!」
オレンジ「戦闘続きで力が、、、ッ!」
ナナシ「俺がなんとかする!」
霊夢「それなら俺も戦う。」
ナナシ「頼む。」
ボウシ「俺達は?」
霊夢「奥で休んでろ、、、俺達がなんとか
する。俺はかなり休んだからな、、、。」
ボウシ「だが、、、生身の人間とフレンズの二人じゃ、、、敵う訳、、、ッ!」
霊夢「俺を誰だと思ってる?」
ボウシ「、、、ッ!わかった、、、。」
オレンジ「僕達も、後から行きます!」
霊夢「わかった。」
(黒)セーバル「オハナシハオワッタ?」
ナナシ「あぁ。」
霊夢「今さっきな。」
(黒)セーバル「ジャア、、、イクヨッ!」
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~操りセーバル戦~
霊夢(さーて、、、どうした物か、、、頁は
相変わらず黒い所が増えて行く、、、颯真はまだ起きる気配すらない、、、ドウシヨ。)
すると突然扉を勢い良く開ける音が!
ガチャン!
かばん「何かありました!?」
霊夢「かばん!?今来ちゃ駄目だ!」
かばん「え?」
(黒)セーバル「アナタモサクジョタイショウダネ、テキガフエタ、モットアソベル!」
霊夢「ヤバい!伏せろ!」
ナナシ・かばん「!?」
(黒)セーバル「モット、モット、アソボウ?ネェ、ネェ、アソンデ?アソンデ?」
常に片言で喋りながら、鎌を振り回す!
その鎌は、机を破砕していく!
霊夢「エグい、、、。 」
ナナシ「なんだありゃ!?」
かばん「本棚が無かったら即死でした。」
霊夢、ナナシ、かばんは本棚を盾にして
攻撃を防いだ。
(黒)セーバル「イツマデモマモッテイチャ、タノシクナイヨ~?ホラホラワタシト
アソボウ?タノシイヨ?」
霊夢「仕方ない、、、あれ使うか、、、。」
ナナシ「あれってなんだ?」
二人は小声で話す。
霊夢「こんな事もあろうかと、、、あった、これだ、、、これこれ。」
ナナシ「なんだそれ?」
霊夢「マグネシウムリボン閃光弾。」
ナナシ「マグネシウムリボンか?」
霊夢「そうだ、、、めっちゃ光る奴。」
ナナシ「成る程、、、これで!」
霊夢「かばん!目を瞑れ!」
かばん「はい!」
三人は目を瞑り、霊夢はピンを抜き、
目を瞑ったままセーバルの方へ投げた!
(黒)セーバル「?」
ダン!ピカァァァァァァァァァン!
(黒)セーバル「ウッ!?マブシイ、、、!」
その光は失明するレベルで光る!
霊夢「目を瞑って居ても眩しい、、、。」
ナナシ「流石マグネシウムリボンだ。」
数分して光が収まった、、、。
霊夢「どうだ、、、。」
ナナシ「、、、いや、、、。」
(黒)セーバル「マブシカッタ、、、。」
霊夢(効いてないだと!?)
(黒)セーバル「ミカケダマシハツウヨウ
シナイヨ?アッハハハハハッ!」
ナナシ「どうするんだ?霊夢、、、。」
霊夢「戦闘はなるべく避けたい、、、ッ!」
ナナシ「だがッ!」
霊夢「逃げるしか、、、ッ!」
ナナシ「、、、チッ!」
(黒)セーバル「ホラホラ、、、ワタシハ
ココダヨ~?ドウシタノ~?」
霊夢「仕方ない、、、戦うか。」
ナナシ「でも、、、どうやって、、、。」
霊夢「ナナシ、お前は奇襲してくれ。」
ナナシ「、、、わかった。」
霊夢「かばん!!」
かばん「はい!」
霊夢「仕方の無い事だが、倒すぞ!」
かばん「、、、。」
霊夢「良いから!やるぞ!」
かばん「、、、ッ!わかりました、、、。」
霊夢「勝負だ!」
本棚の影から黒セーバルの前に出る。
(黒)セーバル「タノシクナッテキタネェ?」
霊夢(念の為、ポケットに銃を、、、。)
こっそり尻ポケットに銃を隠す。
(黒)セーバル「ドウシタノ?コナイノ?」
霊夢「お前には、、、ナイフ一本さえあれば勝てるんだ、見てろよ?今に勝ってやる。」
そう言ってナイフを構える。
(黒)セーバル「ソレハカッテカライウモノ
ダトオモウヨ?ジャア、、、ハジメヨウ!」
霊夢「、、、。」
黒セーバルは鎌を振り回し霊夢に攻撃をするのと同時にナナシは黒セーバルの後ろに
回り込もうとし、態勢を立て直して行く。
霊夢(一撃が重いな、、手首が取れそうだ。)
(黒)セーバル「アッハハハハハッ!テモアシモデナイネッ?コノママクビヲキリオトシテアゲルヨッ!アッハハハハハッ!」
霊夢は的確に攻撃を封じ、カウンターの隙を窺っていた、、、しかし黒セーバルの攻撃は止む事を知らないのか攻撃を続ける。
霊夢(まだだ、、、まだまだ、、、もっと!)
(黒)セーバル「ナニカシカケテルネ?」
霊夢(もうちょい後ろに、、、。)
(黒)セーバル「!?」
霊夢「掛かったッ!」
バチッ!
(黒)セーバル「グッ、、、デンキ、、、。」
霊夢(効いてる、、、よし!)
(黒)セーバル「オミトオシダヨ?」
霊夢「なっ!?」
グサッ!
かばん「霊夢さん!!」
ナナシ「!?」
霊夢「グァァァァッ!鎌が内臓に、、、。」
黒セーバルの振り抜いた鎌は、霊夢の横っ腹に突き刺さり、鮮血が辺りに飛び散る!
(黒)セーバル「セッカクノサクセンモ、、、ムダダッタミタイダネ?バイバーイ♪」
鎌を抜き取り、鮮血が更に飛び散る!
霊夢「はぁ、はッ!、、、はぁ、はがっ!」
ドサッ!
地面に倒れ込み、血を垂れ流す、、、ッ!
かばん「霊夢さーーーーん!!」
走って霊夢に近寄るッ!
(黒)セーバル「ヘタニキチャダメダヨ?
コレハ『ヒトジチ』ダヨ~?」
霊夢の首に鎌の刃を構える、、、。
かばん「、、、ッ!」
止む無く立ち止まる、、、。
ナナシ「どうしたら、、、ッ!くそッ!」
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~颯真の精神異常~
時は大分前に戻り、conect alive後、、、。
颯真「どこだ、、、ここ、、、。」
目の前には闇、ただただ闇が広がっていた。
手先すら見えない、、、闇だった。
颯真(体は、、、あるな、、、。)
手で胴体や首元を触って確かめる。
颯真「、、、。」
コツコツと歩いて来る音がする、、、。
??「、、、。」
颯真「、、、。」
??「やぁ、、、私は、、、クロノス。」
颯真「クロノス?」
クロノス「そうだ。私は罪人に罰を与える
神国の使者、、、
颯真「代行者、、、そうか、、、お前は俺に罰を与えに来たんだな、、、分かってるさ。俺は罪を犯しすぎた、、、懺悔ならとっくにした、、、どんな罰でも受けてやるよ、、、忘れ去られようが、存在を消されようが。」
クロノス「何を勘違いしているのだ?」
颯真「なに、、、?」
クロノス「君は私だ。消えて貰っちゃ私も
まわりの皆も困るのだが?」
颯真「俺が、、、お前だと!?」
クロノス「そうだ、、、私は君の過去の姿
であり、未来の姿だ。」
颯真「過去であり、、、未来?」
クロノス「そう。故に私の姿は、、、。」
闇が晴れて行く、、、。
クロノス「エゾオオカミなのだよ?」
颯真「なん、、、だと!?」
クロノスの瞳は黄金で、右の翼は白く、、、
左の翼は黒く、、、髪は銀髪で肌は色白、、
まるでアルビノ化した体に天使の翼が、、、
瞳の線は常に揺れ動いている、、、。
クロノス「さて、、、過去、未来の私に、
最初で最後の罰だ、、、。」
颯真「、、、。」
クロノス「終演の狭間を抜け出せるのは、
私達が力を合わせた時、、、それの以外は
全て拒絶する様になっている、、、。」
颯真「、、、。」
クロノス「自身の過去を打ち倒して見せろ!そうすれば、力を貸してやる、、、。」
颯真「あがっッ!力が、、、。」
クロノス「勿論、、、君一人で、、、。」
そう言って消えた、、、。
敵が出現した、、、それは、颯真が今まで
使ってきた、力の象徴、、、敵は、、、
七人いて、、、エミカ、セリアン、アル、
メラ、サタン、ラファエル、オルス、、、。
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~七つの懺悔~
エミカ「君は、、、僕達とお別れする。」
セリアン「そう、、、この戦いで。」
アル「私達が消えても、、、。」
メラ「確りやれよ?」
サタン「我は地獄に帰る、、、。」
ラファエル「俺は神国に帰る、、、。」
オルス「我も帰らねば、、、。」
颯真「あぁ、、、さようならだ、、、。」
そう言った瞬間、、、戦いが始まった、、、
自身の過去と決別する為の、、、戦いが。
颯真「ハァァァァァァァァッ!」
刀を抜き、向かってくる敵を倒していく。
エミカ「先ずは僕から!行っくよッ!」
爪で颯真を切り付ける、、、。
颯真「、、、ッ!」
思い出が、、、甦る、、、。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
エミカ「ねえ?颯真?もしフレンズが
セルリアンと手を繋ぐ日が来たら何が
したい?やっぱりセルリアンと遊ぶ?」
颯真「手を繋ぐ、、か。出来たら良いな。」
エミカ「それじゃ答えになってないよ~!」
颯真「あはは、、、。」
エミカ「まぁ、それが颯真だけどね。」
颯真「あぁ、、、。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
颯真「、、、ッ!」
エミカ「君は僕が倒すんだ!」
颯真「あの時から、、、変わって無いな。」
エミカ「、、、。」
颯真「かばんと出会った時から、、、。」
エミカ「動揺させるつもり?」
睨んでいる、、、だが、何処か寂しそうだ。
颯真「初めて出会った時は、、、雪山の雪崩で埋まった時だったな、、、。」
エミカ「、、、。」
颯真「あの時の気持ちが、、、今の俺なら、
痛い程分かるんだ、、、。」
悲しい顔をしている、、、。
エミカ「何が、、、わかるのさ、、、ッ!」
悲しさを抑え込もうとしながら話す。
颯真「寂しかったろうに、、、苦しかった
ろうに、、、何も、、、してやれなかった。それが俺の、、、一つ目の懺悔だ、、、。」
エミカ「そろそろ終わらせるよ、、、ッ!
野生、、、解放ッ!」
颯真「来い、、、ッ!」
エミカ「ハァァァァァァァァッ!」
颯真「さようならだ、、、。」
グサッ!
刀を心臓に突き刺し、、、ゆっくり抜いた。
エミカ「グハッ!」
颯真「、、、。」
エミカ「じゃあね、、、神国で待ってる
から、、、絶対、、、来てね?」
優しい顔で、そっと瞳を閉じた、、、。
体は粒子化して行き、、、消えた、、、。
颯真「あぁ、、、ッ!」
あと、、、六人。
セリアン「次は私だ、、、本気で来い。」
颯真「、、、ッ!」
また思い出が、、、甦る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
セリアン「なぁ颯真?セルリアンの石が
破壊されたら、魂は何処に行くと思う?」
颯真「うーん、、、俺はセルリアンじゃ無いからな、、、わからん。」
セリアン「私は、
颯真「へぇ~、、、。」
セリアン「さては信用してないな?」
颯真「まぁだって、知らないしな、、、。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
颯真「、、、ッ!」
セリアン「そんな物か!お前の太刀筋に迷いがあるぞ!どうした!」
颯真「お前と出会ったのも雪山だったな。」
セリアン「またそれか!過去に囚われるな!過去は自身を
感情を抑えながら、、、話す。
颯真「理屈では、、、消せねぇんだよ、、、今まで受けて来た痛みが、、、悲しみが、、
何度否定しても、、、また、、、ッ!」
セリアン「人間は、、、可能性を切り開く
生き物だと、、、君から教わった、、、。
だから今度は、、、私が教える番だ。」
颯真「、、、。」
セリアン「生きろ、、、私は変わる事が
出来なかったが、、、君なら変われる。
生きて未来を切り開け、、、そして変われ。変われなかった、、、私の代わりに。」
颯真「、、、ッ!俺は、、、まだ変われて
ねぇんだよ、、、許せ、、、。」
セリアン「、、、。」
颯真「これが俺の二つ目の懺悔、、、。」
セリアン「この一撃に、、、全てをかける!私の一撃、、、受けてみよッ!」
颯真「望む所だ、、、ッ!」
刀を構え、、、お互いに居合い切りを
繰り出そうとしていたッ!
セリアン(剣技ッ!必殺の間合いッ!!
封殺剣技、、、一閃ッ!)
颯真(剣技、、、決別の撃、、、突ッ!)
セリアン「ハァァァァァァァァッ!」
颯真「、、、ッ!」
スパァン!
刀でセリアンの石を、、、貫いた、、、。
セリアン「見事、、、ッ!」
ドサッ、、、。
パキパキ、、、パキパキ、、、パキパキ。
セリアン「さて、、、答え合わせを、、、、
しに行くとしよう、、、颯真、、、必ず、、
変われ、、、生きていれば、、変われる。」
パキパキ、、、パリンッ!
割れた結晶は、、、粒子化して消える。
颯真「、、、。」
あと、、、五人。
アル「次は、、、。」
メラ「俺達だぜ?」
颯真「今までありがとう、、、お前達が
居なかったら俺は、、、既に死んでいた。」
メラ「良いって事よ!」
アル「はい、、、。」
またしても記憶が、、、甦る、、、。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アル「あの、、、あちらにある物は、、、
何て言う物なんですか?」
颯真「あぁ、、、これか、、、これは
『アルバム』って言ってな?」
メラ「中を見せてくれよ~なぁ?」
颯真「駄目だ。俺だけの物だからな。」
メラ「ちぇ、、、。」
アル「こらこら、、、拗ねないの。」
颯真「それにこれは、、、大事な大事な写真が入っているから、傷付けたく無い。」
メラ「そう言う事なら仕方ねぇ。」
アル「あら、、、成長したのね、、、。」
メラ「その代わり!遊ぼうぜ!」
颯真「わかった。何して遊ぼうか?」
メラ「え~っとな?そうだ!あれやろう!」
颯真「わかった、、、。」
メラ「俺は逃げるぜ!」
颯真「よし!待てぇ!」
メラ「わ~い!にっげろ~!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
颯真「、、、ッ!」
メラ「どうした?来いよ?」
アル「、、、。」
颯真「俺はお前らの過去を知ろうとしないで分かろうとしなかった、、、ッ!」
アル「そんな事、、、。」
颯真「いや、、、あるんだ、、、あの時、
知りもせず、、、聞いてしまったッ!」
アル「でも、、、。」
颯真「それが、、、俺の三つ目の懺悔だ。」
メラ「行くぞ、、、アル。」
アル「わかりました、、、。」
颯真「来い、、、ッ!」
メラ「オラッ!」
アル「ハァッ!」
白い玉と黒い玉を衝突させて攻撃する。
颯真「グッ、、、ハァッ!」
スパァン!
刀を振り抜き、、、心臓を貫く、、、。
メラ「強ぇ、、、次は、、、負けねぇ!」
アル「さようなら、、、あぁ、、、。」
キラキラ、、、パリン!
二人の体が、、、粒子化して消える、、、。
颯真「、、、ッ!」
あと、、、三人。
オルス「次は我だ、、、。」
颯真「あぁ、、、。」
オルス「まだ時間が足りぬ、、、。」
颯真「お前と出会ったのは神国だったな。」
オルス「、、、。」
颯真「あの時は助かった、、、。」
オルス「夢を語るか、、、。」
またしても記憶が、、、甦る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オルス「我が主よ、人は何故こうも醜い?」
颯真「知らないな、、、だって心の奥底は、その人にしか、、、分からないからな。」
オルス「、、、。」
颯真「俺でも分からない事があるんだよ。」
オルス「我が主も、、、人故に、、、。」
颯真「そうだ、、、。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オルス「どうしたのだ?先から太刀筋が
見え透いて仕方がないぞ?」
颯真「俺は、、、目の前に居る助けを呼んでいる人を、、、助けられなかった、、、。」
オルス「何時も助けられるとは限らぬ。」
颯真「これが俺の、、、四つ目の懺悔。」
オルス「ならばこれまでの事、、、この
一撃で、、、全てを付けようぞ!」
颯真「かかって来い、、、ッ!」
オルス(神聖剣技術、
颯真(神聖剣技術、、
二人の剣が、、、輝く!
オルス「ハァァァァァァァァッ!」
颯真「、、、ッ!」
パキン!グサッ!
片言直剣が、、、折れた、、、。
オルス「見事我を、、打ち倒した、、、ッ!次は、、、負けぬぞ、、、ッ!」
ドサッ!
キラキラ、、、パキパキ、、、。
オルスが、、、粒子化して行く、、、。
颯真「、、、。」
あと、、、二人。
ラファエル「次は俺だ。」
颯真「あぁ、、、ッ!」
ラファエル「随分と悲しそうな顔をしているじゃないか?お前らしくもない。」
颯真「お前はあの時から、ずっと一緒に居てくれたんだな、、、。」
ラファエル「今気付いても、、、遅せぇよ。もしかしたら、、、そう言う運命にあったのかも知れねぇしな、、、。」
颯真「あぁ、、、。」
記憶が、、、また、、、甦る。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラファエル「なぁ?颯真?」
颯真「ん?なんだ?」
ラファエル「もし神国で死んだらどうなる
んだ?俺が死んだのは天国だしな?」
颯真「俺もわからねぇよ!」
ラファエル「それもそうか、、、ライム、、元気にしてるかな、、、。」
颯真「ライム、、、か。」
ラファエル「あぁ。」
颯真「懐かしい、、、。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラファエル「、、、。」
颯真「俺は、、、許せなかった、、、。
慈悲も無かった、、、ッ!泣きわめいて
居たのに、、、何度も刺してしまった。」
ラファエル「、、、。」
颯真「それが俺の、、、五つ目の懺悔だ。」
ラファエル「フッ、、、じゃあこれで、、、終わりにしようか、、、。」
颯真「、、、。」
ラファエル(炎の剣よ、、、俺に力を!)
颯真「剣が、、、燃えた!?」
ラファエルが掲げた直剣に炎が宿る、、、。
颯真「、、、ッ!」
ラファエル「行くぞ!」
颯真「かかって来い、、、。」
ラファエル「この際だから言って置く。
お前が刀を燃やせたのは、俺のシンボルが
炎の剣だったからだ。正義感が強いのも、
あの時風を起こせたのも俺の影響だ。」
颯真「じゃあ、、、天照は、、、。」
ラファエル「俺の能力を元に、お前が
作り上げた『技』の一つだ。」
颯真「、、、。」
ラファエル「行くぞ、、、ッ!」
颯真「、、、ッ!」
二人は急接近して、、、突き刺さった。
ラファエル「グハッ!」
颯真「ぐぁぁぁッ!」
ラファエル「そうだ、、、それで良い、、、これからは、、、お前が信じる正義を、、、貫いて行け、、、俺達は、、、神国で、、、待っている、、、ぞ、、、。」
ドサッ!キラキラ、、、パキパキ、、、。
ラファエルも粒子化して行く、、、。
颯真「、、、ッ!」
あと、、、一人。
サタン「我が最後とは、、、悲しい物よ。」 颯真「、、、あぁ。」
また記憶が、、、甦る、、、。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サタン「なぁ颯真よ、何故人間には感情が
あるのだ?無くても良いのでは無いのか?」
颯真「感情が無い人間なんて、、、人間じゃねぇよ、、、どんな生物よりも、、、どんな高度な知能を持つ機械でも、、、人間の感情は人間にしか理解できない。その人間が相手の感情を読み解くのに苦労してんだ、、、
機械には絶対に無理だ。」
サタン「成る程、、、高度な知能がもたらす感情がある故に、、、人間は美しいと。」
颯真「そうだ。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サタン「我が槍の前に手も足も出ないか?」
颯真「、、、。」
サタン「先から感じていたが、、、颯真よ、お主は鉄の意志も、鋼の強さも感じられぬ!そんな覚悟で、、、女王が倒せるとでも
思っておるのか!?」
颯真「意志が弱い、、、そうだ、、、俺は
元から意志なんて弱いんだ、、、強く見えただけだ、、、今の状況だって、、、俺は仲間を殺してる、、、ッ!ただただ突っ込んで、死にかけて、、、結局は自分で決めてない!自分の意志を持たない、、、、それが、、、俺の、、、最後の懺悔だ、、、。」
サタン「良くぞ言ったッ!それでこそ我が
主!ならば、今直ぐ終わらせようぞ!!」
颯真「望む所だぁッ!」
サタン「これが全身全霊をかけた、、、我が最強の一撃ッ!
颯真「これが、、、強者を打ち倒す最後の
一撃!!
二人は互いに武器が体に刺さり、、、。
サタン「グハッ!」
颯真「ガハッ!」
サタン「よくぞ、、、我を、、、倒した!我やラファエルは、、、肉体は滅んでも、魂は死なぬ、、、覚えて置くが良い、、、。
また、、、地獄で会おうぞ、、、我が主、、颯真よ!フハハハハハハハハ!ガハッ!」
キラキラ、、、パキパキ、、、。
颯真「サタン、、、ッ!」
刺さっていた武器が、、、消えた、、、。
サタンも、、、粒子化して行く、、、。
颯真「皆、、、ッ!」
あと、、、一人。
クロノス「良く過去を打ち捨てた、、、。
流石は私だ、、、では約束通り、、、力を
貸し与える事にしよう、、、。」
颯真「、、、。」
体から、、、紫色のオーラが、、、。
クロノス「なんだ、、、この力は、、、。」
颯真?「皆の意志は、、、俺が受け継ぐッ!皆が望んだ事を、、、俺はする!!」
クロノス「なん、、、だと!?私の力を!
何時の間に、、、そんな力を、、、ッ!」
瞳が、、、赤い、、、。
??「他の人格が居たのは、我が力はこの
肉体では耐えきれず消滅するからだ。だが、この肉体は我が力を受け止め切れる肉体と
なった、、、フハハハハハハハハ!我が力
がこの肉体に満ちて行くぞ、、、フハハハ!
フハハハハハハハハ!フハハハハハハハハ!凄く気持ちが良い物だ、、、。」
クロノス「、、、ッ!」
ルシファー「我が名はルシファー!!高慢、かつ最強最悪の悪魔だぁッ!!フハハハハ!
来い!我が力の一部よ!!」
二つのゲートは開き、、、二人を縛る!!
キュルル「、、、。」
(黒)プリンセス「うぅ、、、。」
クロノス「まさか、、、。」
ルシファー「そうだ、、、統合するのだ!
今、三つの力が統合し、全てを滅ぼす
絶対なる力が甦るッ!!統合せよ!!
そして、、、我に従えッ!!フハハハハ!」
クロノス「この力、、、私には、、、ッ!」
ルシファー「ぬぁっ!?なんだ、、、ッ!
統合が、、、出来ないッ!!あがっ!!」
倒れ込み、、、悶え苦しむ、、、。
颯真「統合前なら、、、ッ!!お前を、、、封じ込めるよなぁ!?あがっ!!」
ルシファー「小癪なァァァァァッ!」
クロノス「まさか、、、颯真がルシファーの統合に抗っている!?」
颯真「速くしろ!!止められるのは、、、
お前だけだぁッ!クロノスッ!!」
クロノス「打ち消せ!!悪しき魂よ!!
我が力によって、、、封じ込める!!」
ルシファー「グァァァァァァァァァァァッ!ばっ、、、馬鹿ナァッ!」
颯真「グハッ、、、ッ!」
クロノス「過去を打ち捨てた代償は、、、
大きかったな、、、。」
颯真「これでようやく、、、。」
クロノス「あぁ。行くぞ?」
颯真「フッ、、、勿論だ!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~時間が更に戻って図書館~
霊夢(駄目か、、、体の力が抜けてきた、、
そろそろかと思っていたが、、、今か、、、あぁ、、、楽しかったな、、、颯真は、、、元気になってくれるか、、、作者として、、それだけが、、、心残りだな、、、。)
かばん「、、、さん!!れ、、、ん!!」
霊夢(人間の血液は体重1kgにつき約80mL、
体重が55kgの俺は、約4.4L、、、つまり、
880mLが外に出ると、、、出血性ショックが発動して、、、最悪死ぬ、、、。)
ナナシ「大体か!!霊夢ッ!!」
霊夢(あぁ、、、寒い、、、意識が、、、
消える、、、なんだか体が、、、動かない。
そろそろ、、、出血性ショックか、、、
ハハッ、、、いざ死ぬ時になると、、、
以外と怖い物なんだな、、、あぁ、、、。)
ラファエル「私に任せてッ!!」
キラキラ、、、。
霊夢(もう、、、間に合わない、、、
これだけの血を失って、、、もう、、、
近付いて来てるんだ、、、死神が、、、。)
死神「死ぬ覚悟は、、、出来たか?」
耳元で囁く様にして、、、話しかける。
霊夢(あぁ、、、出来た、、、もう心残りは無い、、、後は皆がやってくれるだろう。)
死神「これ程まで清々しい人は見た事が無いな、、、良いだろう、、、ちゃんと神国に
送り届けてやる、、、。」
霊夢(死神の声は、、、その死ぬ人にしか、
聞こえないみたいだな、、、。)
死神「勿論だ。聞こえたらパニックを起こすからな、、、こうでもしないと死ぬ。」
霊夢(死神ってのは、、、本当に、、、
居たんだな、、、。)
死神「あぁ。じゃあそろそろ行こうか、、、皆を導いて来た、、、作者、霊夢。」
霊夢(あぁ。)
魂が、、、宙に浮いて行く、、、。
ラファエル「霊夢さんの魂が、、、。」
かばん「ラファエルさん!?」
ラファエル「霊夢さんの魂が、、、天に、、還りました、、、。」
ナナシ「そんな、、、嘘だろ、、、ッ!!」
かばん「霊夢さん!!」
胡蝶「これは、、、一体、、、。」
ボウシ「何があった、、、。」
オレンジ「そんな、、、。」
霊夢が、、、この時、、、死んだ、、、。
誰かが死ぬ事で、、、笑顔になる人は居る
のだろうか、、、私はいないと思います。
きっとこれからは、、、皆がやってくれる。
きっと、、、そう、、、信じて、、、次回に
続いていきます、、、。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~後書き(後にかばん達が読んだ手紙)~
背景:颯真達皆へ。
この黒い手紙が開封されたって事は、、、
最悪の未来が近付く中俺が死んだって事か。
まぁ書いてる俺自身何時死ぬか分からないが
ここにお前達への気持ちを綴らせてくれ。
かばん:お前は本当に皆に気を配れる人だ。
これからも、その気持ちを大事にしろよ。
颯真:お前は正義感が強い。強過ぎる故に、
誰かの思いを蔑ろにしてないか?お前は必ず対話を果たせる。頑張れよ?
胡蝶:誠実で、いつも優しかった胡蝶さん。いつも俺の事を気にかけてくれた優しい人。
勘違いでも、、、それでも優しい人。例え
どんなに辛くても、生きる事を諦めないで。
ナナシ:素性は分からないけど、一緒に居ると元気が出てくる人(?)で、笑顔に
してくれる。これからも元気で生きろよ?
ボウシ:自身の親友の為に、自分を犠牲に
できる素晴らしい精神を持っている人。
時々正義感が強すぎて、ちょっと
突っ走っちゃうけど、そこがボウシの個性。
友達の分まで、必ず生きろよ?
メガネ:ボウシといつも一緒にいて、やる時はやる、、、確りしている人。でもボウシと一緒に居ないとなんだか寂しそう。俺から
見たら、一緒に居ないと死ぬ様に思えた。
冷静さがメガネの取り柄だ、頑張れよ?
オレンジ:お前がどんな所から来て、どんな事を経験したかは分からない。でも、、、
俺から見たら、過去に悲しい経験をしている様に見えた。その気持ちは、大切だから、、
自分を創る大切な部品だから、無くすなよ?
これで以上だ、、、後は、、、頼んだ。
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