応援コメント

第7話」への応援コメント

  • 石ならばつねに涙に曇らないように、登場人物たちの恋も悲しみに曇りませんように。とは言いつつも、たとえ涙に濡れるときがあってもいいし、そのたびに月の光にひっそりと照らされる輝きがまた何度でも息吹を取り戻しますように。そう願いました。
    日の当たる場所という言葉があるけれど、月明かりの当たる場所もいいものかもしれませんね。性差をとりまくいろいろがまだ月にだけしか祝福されない世の中であっても、ひねくれたりしないで、そこで輝く人たちがあるんだなと感じます。
    桃香さんの「変わってもいい」という心の強さも、またかつて曇ったり嵐になったりした心がはぐくんだと思うと、信じられる気がしました。
    つぐみさんが主人公ではあるけれど、その気持ちを反射して映してくれる外側の人たち、ワンピースという変化と自分の発見の象徴が、強く印象に残りました。

    作者からの返信

    丁寧に読んでいただきありがとうございます。
    主人公になれないという意味でつぐみは月と言ってますけど、夜道の月明かりは道標になったり、ほっとしたりするもので、そういう少女として描けているのかなと思っています。伝わったようでよかったです。
    桃香の言葉も、仰って頂いたことを意識していて、信じてもらえるようにどういうふうに書けばいいのか悩んだところです。美優の心を動かす重要な部分ですので、大切に書いたのを覚えています。〆切ギリギリのときに、実際に鎌倉まで行って、鶴岡八幡宮でこういうふうに書こうと決まりました。
    楽しんで読んで頂いたようで嬉しかったです。ありがとうございました。