応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第7話への応援コメント

    石ならばつねに涙に曇らないように、登場人物たちの恋も悲しみに曇りませんように。とは言いつつも、たとえ涙に濡れるときがあってもいいし、そのたびに月の光にひっそりと照らされる輝きがまた何度でも息吹を取り戻しますように。そう願いました。
    日の当たる場所という言葉があるけれど、月明かりの当たる場所もいいものかもしれませんね。性差をとりまくいろいろがまだ月にだけしか祝福されない世の中であっても、ひねくれたりしないで、そこで輝く人たちがあるんだなと感じます。
    桃香さんの「変わってもいい」という心の強さも、またかつて曇ったり嵐になったりした心がはぐくんだと思うと、信じられる気がしました。
    つぐみさんが主人公ではあるけれど、その気持ちを反射して映してくれる外側の人たち、ワンピースという変化と自分の発見の象徴が、強く印象に残りました。

    作者からの返信

    丁寧に読んでいただきありがとうございます。
    主人公になれないという意味でつぐみは月と言ってますけど、夜道の月明かりは道標になったり、ほっとしたりするもので、そういう少女として描けているのかなと思っています。伝わったようでよかったです。
    桃香の言葉も、仰って頂いたことを意識していて、信じてもらえるようにどういうふうに書けばいいのか悩んだところです。美優の心を動かす重要な部分ですので、大切に書いたのを覚えています。〆切ギリギリのときに、実際に鎌倉まで行って、鶴岡八幡宮でこういうふうに書こうと決まりました。
    楽しんで読んで頂いたようで嬉しかったです。ありがとうございました。

  • 第6話への応援コメント

    大銀杏のひこばえの話に不思議と「思いというのも、そういうものかも」と納得した気持ちになりました。

  • 第5話への応援コメント

    掲示板、駅、電車、さまざまな鎌倉周辺の地名、武器屋、スマートフォン、高校。
    ちりばめられた名詞が、楽しく目の前を通っていきました。
    あとの残り二話です。秘密基地が楽しみです。

  • 第4話への応援コメント

    電話、ラジオというメディアが当たり前に第一線であった時代、そこでしか起こりにくいすれ違いを描いているのかもしれない、と思いました。
    「引っかかり」の正体に引きずられるように、次のページに参りますね。

  • 第2話への応援コメント

    「魔法が生まれるとき」のタイトルに、早くも第2話で手が届きかけてきました。
    ゆったりとした雰囲気で描かれているにもかかわらず展開が早くて待たされているもどかしさがない。けれど早く事情を知りたいというもどかしさはどんどん増していく。
    そんなふうに読みました。

  • 第1話への応援コメント

    なだらかにつづく暖かい描写と、するすると入ってくる情景にあっという間にページの終わりに到着しました。そうしたら。
    まるで終電の扉がプシューっと目の前で閉まったようにおどろきました。読みやすい文章に、先が気になるフックがそっと入っていました。