第11話試練のダンジョン攻略と屈辱的なご褒美
俺は怒っていた。俺は西野を信用していた
しかし、西野は俺を裏切った
西野は現在進行形で俺を裏切っていた
「これでいいの?」
俺は制服の上をはだけていた。西野の前で
俺は西野を睨んだ
「怒るなよ。何もしないから」
「今、してるんだろう!
胸って女にとっては性器だぞ」
「それを見せちゃうお前も問題があるんだけどね」
「お、お前、俺はお前を凄く信頼してたぞ
さっき迄は!」
又、西野をキッと睨む
だが、駄目だ。睨んだら、かえってデレデレしてる
俺は確かに言った。ドラゴンに勝ったら、何かご褒美あげるって
だけど、それがエッチな要求とは思わなかった
「ずるいぞ。お前!」
「だって、お前、何もご褒美になるもの持ってないから」
「こんなところで上手い具合に持ってる訳無いだろ!
なんでせめてパンツ位で許してくれないんだよ」
「パンツは結構しょっちゅう見てるからな、
こないだ至近距離で見れたから、新鮮味が無くて」
「新鮮味無くて悪かったな!」
「そう怒るなよ。俺史上、多分最大の幸せ中なんだから」
「なんだそれ?」
「そのうち、お前は俺の事なんて気にしなくなるよ
お前は美人。俺は普通以下の人
みんなの元に戻ったら、そうなる」
「お前は俺の事馬鹿にしてるのか?
俺はお前の事、親友だと思ってる
だからみんなの元へかえっても、
お前は俺にとって特別な人間だ
その俺にこんな事するか?」
「まあ、今はお前、頭の中男だからな
あまり期待しないでお前の事親友と思っておくよ」
「で、親友の俺はいつまでこうしてなきゃ駄目なんだ?」
「う〜ん。いいよ。服着て」
俺は黙って服を着た
「俺達、した後のカップルみたいだな!」
西野がテンション高めで言う
俺は、カチンと来た
倉庫からジェリコ941を出して照準
「へ?」
西野はアホ面だ
『ガーン』
大きな銃声が響く
「わ、わかった。もうしないから」
西野の頭のかなりキワキワを銃弾がかすった
そんな感じでこの件は落着した
俺達は食事をした。いつもの西野のレンジャー食じゃない
キッチンで作ったちゃんとした食事だ
ここはドラゴンが消えた後に現れた屋敷だ
この建物にはキッチンやお風呂があった
キッチンにはなんとコンロ、電子レンジ、冷蔵庫があった
ご飯に、お味噌汁、お刺身に野菜の煮付け
信じられないが、冷蔵庫には新鮮な食材がたくさん入っていた
もちろん、この屋敷には誰も住んでいない。何度も確認した
久しぶりの日本食を堪能した後、お風呂に入った
シャワーだけで無く、肩迄たっぷり浸かれるやつだ
着替えが無いので再び制服を着る
制服はあちこち破れている上、
ドラゴンに噛まれた時の血がたっぷりついていた
「着替えが欲しいよー」
1人呟きながら西野のお風呂が終わるのを待った
程なくして西野がお風呂からかえってきた
何故かガウンを着てる
「え!
そのガウンどうしたの?」
「お風呂にクローゼットあったろ?
その中にあった」
「本当に、俺の分ある?」
「あったよ。着替えてこいよ」
俺は慌ててお風呂に戻ってクローゼットの中を見た
新しい服はあった。
でも、フリフリの女性用の寝巻きだった
ネグリジェというやつかもしれない
俺は止むおえず着替えた。もうボロボロ血塗れの服は嫌だ
自分でも、とても恥ずかしかったんだけど、西野に爆笑された
もちろん、銃で頭のキワキワを射ってやった
この日はそのままベッドで寝た。寝心地の良いニトリのベッドで。西野はソファーで寝た
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