　寒くなると、受験の季節が来たなあと思います。

　滅多に雪が降らないこの地方では、年にほんの一度降る雪が案外受験の当日に重なったりします。慣れていないから交通機関はマヒするし、本当に受験生のいる家はお天気情報にドキドキなのです。

　今回の短編は「神様、お願い」というテーマでしたが、お願いされる神様のほうを書いちゃいました。

　まあいいか。

　受験シーズンは、神様も大変だろうなあって思います。

　きっと１柱の神様が何百人の受験生を見守っているのですよ。

　時には激しく舞い、時には応援歌を歌っているのかもしれません。

　カサカサと紙と鉛筆の音しかしない教室内で、鳴り物入りで歌い踊る神様たち。

　そんな光景が見れたら、受験もちょっと楽しいかもしれません。

　そんなことを想像しながら、知っている受験生の皆様の合格を願っております。

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