第13話


幻獣界は昔、魔族に従えられていたが、冥府を作り上げたハデスにより幻獣界の母

【マザードラゴン】は力を与えられ幻獣界を守るようにと命じられた。

それにより魔族からの呪縛は解かれた。おぞましい力を持つ幻獣達は野放しには

できないと死神界で管理されるようになった。

そのことで幻獣界は統率がとれ穏やかな日々を送っていた。




だが・・・・あの日が来たのだ・・・




魔族の襲撃・・・・200もの仲間を連れ幻獣界へ襲撃してきたのだ。



力を持つ幻獣は達は死神界で管理されており、魔族に勝てる幻獣はいなかった。

中には反撃する幻獣もいたが魔族の力には勝てず、次々と無残にも殺された。



しかし魔族全体に理性を感じられず幻獣達は気になっていた。

取り憑かれたように攻撃だけをしてくる魔族・・・・・・・・・・。

魔族を率いていたのは死神だった。


その死神はとても恐ろしく殺すことを生きがいを感じているかのように

最後は笑っていた・・・・・


その後、魔族達は去っていったが死神だけは残り理由はわからないが、

サラマンダーの子を探していた。

しかしサラマンダーの子は見つからず、死神は幻獣界全体に液体を振りかけ去っていった。





月日は経ち、マザードラゴンの力により大地・幻獣達の転生がされたが

幻獣達の命はすぐに途絶え次第に幻獣達は消えた。






話を終えたボニーはひどく辛そうな顔をしていた。

話を聞いた俺はあまりの内容に愕然としたがそれと当時にとてつもなく怒りがこみ上げてきた。

なんの能力もない自分自身にも怒りが湧き上がってきたが拳を堅く握ることしかできなかった・・・


するとアントニーは俺の肩をポンと叩いた


「ルシファーちゃん、僕たちが強くなるしかないよ。一緒に強くなろう。」


「うん、そうだな。」


アントニー言われ俺は決意した・・・強くなろう・・・と



その決意は後にルシファーの中に眠る魂を目覚めさせるきっかけとなった。【覚醒】




俺とアントニーはボニーに必ず幻獣界を元に戻すと約束した。

するとボニーは嬉しそうに首を縦に振っていた。



そしてボニーに「また来るよ」と伝え俺たちは幻獣界を後にした。



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