■自分が長年にわたり特撮ヒーローをモチーフにしたアクションを書いているから分かるのだがヒーロー物はとにかく難しい
■とっつきにくいとか受け入れられ難いとかそういうわけではなく、あまりにも広く一般的なイメージが浸透してるがゆえに、どう描いても〝どこかで見た作品〟になりがちなのだ
■だからこそヒーロー物は【作者の作家としてのセンス】が根本から問われるのだ
■そして今ここに人間とアンドロイドの絆と共生関係を題材にした新たなヒーローものが生まれた
■青年、石黒聡は父の会社を継ぐ意思はなかった。しかし〝バグ〟と名乗る謎の存在が父の会社と彼自身を襲った時、彼の人生は変わる。否応なしに飲み込まれるトラブルの連続に救いの手を差し伸べたのは彼が恋心を抱いたアンドロイド、だが彼女は聡を守るためその身を捧げた。悲しくも激しい戦いの始まりである
■濃厚なストーリーがスピーディーに展開する様は見事だ!