私は魔女と婚約していたにも関わらず、婚約破棄してしまった

一ノ瀬 彩音

第1話 とんでもない事をしてしまった私

私事、クララ・アラーシは某国の王女なのですけれど、

年齢は27歳です。


私には婚約している人がいるのですが、男性では

ないのです。


私が婚約している人は女性でしかも魔女なのです。


魔女と婚約するっておかしなお話ですけど、それでも

私は婚約を成功させたのです。


魔女のお名前はミリス・アラミ。

年齢不詳です。


私はミリス・アラミの事をミリスと呼んでいてて、

ミリスは私の事をクララと呼んでくれるのです。


私達は既にそういう仲です。


私は今、お城に居るのではなくて、ミリスが居る

森の中に居るのです。


ずっと森の中に居ます。


お城にはまだ戻ってないのできっとみなさんが心配

している可能性はあります。


それでも私はミリスと居たいのでここに居ます。


今はミリスと一緒に横になっているのですけど、

特にお話する事はございません。


ただし、こういう事も飽きてきたのでどうしようかなって

思います。


恋愛というのはこんなにもつまらないものなんですね。


もっとドキドキワクワクするかと思いましたが、

そんな事はないです。


そこで私は起き上がるとミリスにこう言います。


「ねぇ、ミリス、婚約破棄したいです」


ミリスは起き上がるとこう言ってくるのでした。


「クララどういう事よ」


「恋愛に飽きました」


「飽きたって…………嫌よ」


「ミリスが嫌と言っても私は婚約破棄します」


「魔女である私に婚約破棄するってどういう事か、

わかってるの?」


「わかっていますよ」


「そんなに婚約破棄したいならすればいいわ」


「ではそうさせてもらいますね」


私は魔女であるミリスに婚約破棄するのですけど、

本当にこれで良かったのかなって考えますけど、

きっと問題ありません。


婚約破棄した私はミリスが居る森の中から出て行くと、

お城に戻った私はお城に入る事が出来ません。


これはどういう事でしょうか。


私はこのお城の王女と行っても門番している兵士に

許可が下りなくて入れません。


確認して欲しいと言いますと、兵士はその必要はないって

言われてしまって私はどうすればいいのでしょうか。


兵士からはしっかりと王女はいるので安心しろと

言われるのです。


きっとこれは魔女の呪いね。


魔女であるミリスに婚約破棄してしまった私のせいかもしれません。


婚約破棄した私に呪いをかけて王女というのを失いました。


私はお城に戻れない。


こうして私は森の中をさまよっているのですけど、特に何も

ないので心配ないのですが、どうすればいいのかもわかりません。


私は婚約破棄したせいで王女ではないし、幸せも逃しているので

最悪としか言えません。


私の人生はこんなものなのかなって思えます。


さようなら、私の人生。

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私は魔女と婚約していたにも関わらず、婚約破棄してしまった 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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