第69話家猫になる為の条件
動物愛護の方、猫好きの方には少し不愉快な内容と思われるので、その辺が大丈夫って方はどうぞ。過去のエッセイを見ている方ならお分かりですが、私の家は過去に動物を沢山飼っていた名残が残っていて、現在も山が近い事も有り、動物の住み付く家になっています。タヌキや野良猫が車庫に住み着いていて、通りすがりの狐さん、ハクビシンさん、イタチさん、アナグマさん、野ウサギさん、鹿野郎(恨みある)に囲まれた生活をしています。鳥だと雀、燕、雉、カラスですかね?ただ、知能が低いし糞も落としまくるので、たまにしか餌撒きはしません。
猫が何匹も家の周りにいる訳ですけど、彼等は半野性です。命ある生き物として、雨宿りとか日陰で猛暑対策とか、自然の猛威からある程度の凌ぐ場所を与えるよ。たまにだけど残りご飯をあげるよ?だけど強請られても、苦しくしてても助けないよ?自然の摂理だよ?子孫繁栄も出来るし、自由を与えているんだからね?という冷たい一線を敷いてます。家の周りで死を選んだ猫は、土葬します。だけど、嗅ぎつけた生き物くん達がいたら、竹藪に移動させます。食葬させます。ご馳葬さまです。
もう野生が辛いのか、たまに家に入りたがる猫がいます。だけど半野性なので、入れようとはしません。それでも玄関でジッとしていたり毎日にゃーにゃーしてる時は、覚悟してもらいます。家に招きいれたら近いうちに家猫勲章(去勢)を授け、主にお母さんがスパルタで家猫としての指導を行います。私の家に求められる猫は忠犬のような誠実さと忠誠心です。犬には騎士を、猫には執事やメイドを目指してもらいます。変な例えしましたけど「こいつらはご飯も出してくれる、雨風凌げる寝どこも出してくれる…ワイは…王様で、こいつらは子分ニャー!」ってな勘違いを許さないってな話です。だから「おかえりなさいませ、ご主人様!」になってもらうんです。
とにかく傍若無人な態度、料理を並べてるテーブルの上を歩くとか、寝てる時にガチで噛みつく、わざとトイレをずらす等を繰り返すと、諭す→がみがみ注意→しっぺ→ビンタ→ぶん殴り→ぶっ叩き→追放の流れを踏みます。この流れは滅多にないんですけどね。その猫は本当の山奥に置いていきます。野良猫も居るのかって?ってくらいの山奥に置いていきます。可愛そうだとは思うよ。せめてまた庭でとは思うんですけど、野性を捨てきれなかった猫ちゃんに問題があるので、仕方がないです。現在飼っている2匹の猫は、ちゃんとメイド化しているので。
大概はある日、恋人を見つけていなくなるんですけどね。そんで時々、ご無沙汰しておりますと顔を見せてくれるんです。その時は、ご飯くらいはちょっと出してあげますよ。ただね、「よう…これ、俺の嫁!一緒に養ってくれよな!家族やもんな!」はね…追放です。真っ暗な山奥に置いてけぼりです。酷いとは思いますけど、むやみやたらに去勢もせずに飼いまくって、近隣に迷惑を掛けない為に、条件を飲んで半野性を選んでいる猫達に悪いですからね。仕方が無いんです。
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