私は自己啓発と呼ばれるジャンルの本が嫌いである。全く読まない訳ではない。多分、皆も分かってくれると思う。どれも書いてある事が一緒で著者（意味分からん社長）の運が良くて上手く行ってるだけの自慢話。七つの習慣と人を動かすとアンガーマネジメントと名言集だけを読んでいれば、他の本を買わなくても良いような場合が多い。沢山読んでる人間のくせに立派でないし、そいつの行動に付き合わされてうんざりする事がある。そんなの当たり前に出来たら苦労なんてしないわ。そんなんで変わるような現状じゃない。お前の啓発如きで変わるくらいに単純じゃないです。私は愚者なので賢人の様に歴史からではなく、体験をしないと学べない。とまぁ…こんな感じです。共感してもらえると思います。

ここまでボロクソに言いましたが、私はテストステロンさんのファンで、辛いことがあっても筋肉は裏切らないを信じて生きている人間です。本も継続して買っております。今日もスクワットとプランクを行っている。最近はサボりがちですけど、腹筋と背筋を織り交ぜて、ウォーキングを２０キロ、水泳を一時間。こんな生活もしていた。「健全な肉体に健全な心が宿る。」これは、やなえちゃんという友達も言っていた言葉ですがそれを信じて生きている。

私が気に食わないのは、私の知らない偉い奴（謎起業家、謎社長）が文字よりも大きく顔を出してる自己啓発です。あんなの税金対策で出してる自慢話だと思っている。いや、実際にそうだろ。読み比べる気もないが、知らん偉い奴のデッカイ顔写真の奴は中身が無い事が高確率だと思う。同じ事しか書いていないと思う。

３６５日完全に規則正しい生活をし、健康にも気を遣い、毎晩、今日一日の行動の良かった事と悪かった事を日記に克明につけ、１週間に１０時間はプライベートな勉強に費やし、家族を大切にしながら、会社を愛しながら、地域に貢献しながら社会に関心をもち、自分の人生を詳細にスケジュール化して、同僚を大切にしながら、同僚と競争し、部下を守り導きながら、部下から抜かれないよう注意し、上司の機嫌をとりながら、ときには上司の過ちを諫め、適切な時に適切な方法で適切な仲間と適切な行動を適切に行うだけ。それに当時の駄目だった私は…こうするようになってからの私は！を付けとけばなんとかなる。これが自己啓発の８割だと思われる。そしてその大半が糞である。

文字だけの表紙の自己啓発は２割に当たるが、そっちの方がまだ信頼出来るし真面なものが多いと思われる。人間が表紙の奴は胡散臭さを増大させるのだ。汚い。名誉を欲しがる匂い。偉いぞマウントを見せびらかしているのだ。だから中古の本屋にも並んでない。置いてあっても売れないから焼却処分されてる。皆分かっているのだ。買った人間がずっと手元に置いてるんじゃない。最初から買ってないのだ。きっと謎社長たちは部下に買わせていると思う。売れないから。自慢話しか書いてないから。自伝の部分にもドラマが無いんですよ。引きこもり、虐め、自殺、難病、ホームレス、暴力とか、そんな不条理で悲惨で惨めな人生からの這い上がりは実際に無くて、平凡な平社員からのスタートでしょ？面白味が無いんですよ。偉いだけで、人間的な魅力を感じる人生を送ってないんですよ。弱者に寄り添ってない人生からお届けしているんですよ。自伝式の自己啓発をするなら人生を濃くして生きろよと思うんです。濃さが無いから、どこ読んでも同じになるんです。「俺は〇〇、何処にでもいる平凡な高校生だ。」と変わりないんですよ。その後の展開が。

つまり、人が表紙のは買うな。文字だけのはまだ信用できる。七つの習慣と人を動かすとアンガーマネジメントと名言集だけ読めば何とかなる。テストステロンさんの本も悪くないよ！筋肉は裏切らない！案外身近な人の方がそこらの社長よりもいい教訓を持っている場合がある。という事でお開き！