微塵子
いつも以上にとっちらかってしまった話。イメージは、モザイク。大小様々な歯車が噛み合って回る世界。
……だったはずですがねぇ(^_^;)
あと、微塵子の角の愛らしさを伝えたかった!!
異質。
真の部分がまた分かりにくいよなぁと思うのですが。
うろ覚えなんですが、昔読んだ本の話。精神科医の神田橋條治先生の本だったかな。もしかしたら、増井武士先生の本だったかもしれない……。だいぶ昔だから、私自身の解釈も混じって別の話になっちゃってるかもですが。
心に病を抱えることになった人は、他者と共通の基盤を作るのが苦手なことがある。共通の基盤作りの題材として、例えば週刊誌やTVドラマが役立つことがあると伝えると、楽になることがある。皆、本当は見たい訳じゃないんだけど、とりあえずの基盤作りのために見たりするんだ、と。それが自分を守ってくれる。
なるほどなぁ、と思ったんです。私、ドラマとか全然興味なくて有名な俳優さんも知らなくて、引かれたりしてたから。
天候の話みたいなもんですよね。暑いとか寒いとか、それは皆共通に感じてることで、そうだよねって頷ける。
その最初の作業の中で、なんとなく感じられるものがある。この人とはあんまり合わんなと思えば先には行かない。合いそうだなと思えばちょっと先に行ってみる。もう少し自分の核に近い話をしてみる。
そんな風にして、人は関わっていくのだ、と。
何を当たり前なこと言ってるんだと思われるかもしれないんですけど。
大事なのは、本人が納得して天候やドラマやニュースの話題をすることのような気がします。「このままじゃ社会でやっていけないぞ! もっと周囲と喋ろ!」とか言われて無理やりやらされるのではなくて。今の自分を否定して、別の自分になろうとするのではなくて。
自分の世界を守るために、スキルとして道具としての雑談、愛想笑い。それが逆になったら、皆に合わせるために毎日興味もないドラマ観るようになったら、苦しい。
真がどうなっていくかは、分かりませんが。そんなことを考えながら書きました。
何が強くて何が弱いのか。
巨大な恐竜は滅びたけれど、小さな哺乳類は生き延びた。
かつて哺乳類は、恐竜から逃れるために小型化したんだそうです。恐竜の活動時間を避けて夜行性になり、闇で生きるために嗅覚や聴覚が発達し、感覚器官を司る脳が発達していった。それが後の繁栄の武器となった。
隕石墜落後の世界で恐竜は滅び、哺乳類は「弱者」だったから生き延びた。面白いなぁと。人類がこの先どうなるのかは、分かりませんけれど。
過敏。
発達障害、と呼ばれるものと共に生きる人がいます。感覚過敏と呼ばれるものに悩まされることがあります。けれど、それは見方を変えれば、自分に良いもの・悪いものを見分ける鋭敏なセンサーなのではないかという考え方があるそうです。身の回りに溢れる化学物質、騒音、電磁波。鈍磨した私たちが失ってしまったセンサー。
それって、どっちが「障害」なんだろう?
そういう方の声が反映されていったら、世界はもっと心地よいものになっていくのかもしれないなぁ、と。
あまり軽々しいことを言ってはいけないのですが。
でも、この世界に生まれてきたこと、自分として生き抜いてきたことって、みんな意味があることのように思うのです。みんなが同じ方向を目指すことを義務づけられたら、世界はもっと頑なになって閉じられてしまう。それぞれのベクトルで生きていけたら、その先に可能性に満ちた世界が広がるんじゃないかと思います。
本当は、前回書けなかった体育祭のエピソードを入れたかったんです。
中学生の時、体育祭の応援合戦で、女子も学ラン着ることになって。私は弟から借りたんですが、「彼氏から借りる子もいるのかな?」なんて思ったり。
泉が真から学ラン借りた話を書いたら面白いかなと思ったけど、全然そんなの入り込めず。幻で終わりました。だから私は恋愛が描けないんだな……。
本当は性差についてもっと書きたかったのですが、うまく書けずこんな形に。どっかでリベンジしたいですが。
そのうち、この話自体が大幅に書き直されて幻になるかもしれません。今回も、2ヶ月?くらいかかって、もう書けないかもと思いましたが、ひとまず書けてよかったです。
グダグタな話にここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
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